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( 2023.4.23. 更新 )





● SSD ●
( エスエスディー )
 Solid State Drive
  サリドゥ ・ ステイッ ・ ドゥライヴ
 「 SLC、 MLC、 TLC、 QLC 」 の 4 つの 規格がある
   ↑ ( 理論上は ) 規格がひとつ下がるごとに、寿命10 分 の 1 ほど 短くなる
   ↑ それぞれの 規格が 「 3D 」 ( = 新 規格 ) と、「 非 3D 」 ( = 旧 規格 ) とに 分かれるので、( 厳密に 言えば ) 8 つの 規格がある
 形状 は、SATA と M.2 が 多い
 他に mSATA、 Micro SATA、 PATA、 PCI-Express ( = ×1 〜 ×16 )、 などもある
   ↑ mSATA は アダプタ を 使い、2.5 PATA や Micro SATA に 変換 しやすい
   ↑ いっぽう PATA 3.5 なら、「 2.5 SATA → 3.5 PATA 変換 」 の アダプタ が 入手しやすい
   ↑ 商品例 = システムトーク 「 SUGOIADAPTER 2535 」 ( = スゴイアダプタ 2535 )
 HDDよりはるかに高速で 快適に動作する機種が多い
   ↑ 逆に HDDより遅くて、使い物にならない機種もあるが
 近年は 「 3D NAND 」 ( = スリーディー ・ ナンド ) が 主流に なったので、( 理論上は ) 非 3D よりも 「 高速 化 + 長寿命 化 + 大容量 化 ( = 低価格 化 ) 」 が 進んでいる
   ↑ 特に 注目点 は、耐久性。 たとえば 「 MLC 非 3D 」 の 寿命 を ( ざっくり ) 「 10 年 」 と すれば、「 TLC 非 3D 」 の 寿命は 10 分 の 1 落ちて 「 1 年 」。 それが 「 TLC・3D 」 になると、( ざっくり ) 3 倍 になって 「 3 年 」。
 intel と 米 : Micron ( = マイクロン ) が 開発した 「 3D Xpoint 」 ( = スリーディー ・ クロスポイント ) という 規格もあるが、( 性能は はるかに 上回るも、コスト が 下がらず ) 事業終了した ( = 独自性 が 強すぎて、動かない マザー が あったのも デメリット だった )
   ↑ intel 製 : Xpoint = Optane ( = オプテイン ) = 2022.7. に 撤退発表
   ↑ Micron 製 : Xpoint = QuantX ( = クアンテックス ) = 2021.3. に 撤退発表
 いっぽう SAMSUNG は、( 自社 技術 であること を アピール する ) 「 V-NAND 」 ( = Virtical NAND ) という 呼称 を 好むが、これは 「 SAMSUNG 製の 3D NAND 」 であり、「 3D Xpoint 」 のような 独自性はない ( = それは 「 汎用性 が 高い 」 という メリット。 V-NAND が 動かない マザー は、見たことがない )
   ↑ ちなみに SAMSUNG は QLC を 「 4 bit MLC 」、TLC を 「 3 bit MLC 」 と 呼ぶのが、紛らわしい ( ← 「 MLC と 言えば、2 bit 」 が、今までの 慣例なのに )
 また KIOXIA は、「 BiCS FLASH 」 ( = ビックス ・ フラッシュ ) という 商標 を 好むが、これも 「 KIOXIA 製 の 3D NAND 」 であり、汎用性 は 高い
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 PC >障害例 >ハードウェア 関連 >SSD >SSD を 長持ちさせるには >
● メリット
 耐 衝撃性
   ↑ 持ち歩く ノート や、振動が 多い 場所 ( = 大型車が 通る、道路の近く。 敷居内で、重機が 稼働する 現場。 など ) では、非常に 大きな メリット
   ↑ 従来の HDD だと、振動 + 衝撃 には 非常に 弱い
 静音 + 省電力
 ( intel 製は ) HDD における 「 AFT + 非 AFT 」 の互換問題を 感じさせない機種 ( = 512 byte 仕様 ) が 多いため、保守作業 用 としても 重宝する ( = 処理が 速い )
   ↓ intel 製でも ( 当然 ) 4096 bytes 仕様 ( = 非 AFT未対応 ) の 機種も あるが
 その他 >あ 行 >低頻度 >intel >SSD の XP 対応 >
   ↓ SAMSUNG 製でも 非 AFT未対応の 機種を見たことがある
 その他 >さ 行 >低頻度 >SAMSUNG >SSD >
● デメリット
 HDD よりも 高価 ( = 同じ 金額の HDD に 比較すると、容量が 小さい )
 ( 理論上 は ) 長期間 通電 しないと、データ が 消える
   ↑ より疲労した 記憶素子 のほうが、データ が 消えるまでの 期間 も 短い
 ( 関連する ) 別の話だが、USB フラッシュ メモリ ( = 特に 安物 ) を データ 保管 用 の ストレージ にするのは NG
   ↑ 通電しない 状態を 長期間 続ければ、いつ データ が 消える + 壊れる しても 不思議はない
 同じ 理由で、SSHD も ( データ 保管 用 としては ) NG。 ディスク 上 の データ が 無傷でも、コントローラ 周辺の フラッシュ メモリ が 劣化すれば、アクセス 不可 になっても 不思議はない。
 製造 メーカ によって、耐久性 が ★ まったく ★ 違う
   ↑ 商品 ブランド としての メーカ 名 ではなく、実際に NAND フラッシュ を 製造 している メーカ によって、寿命 が ★ まったく ★ 違う
   ↑ 例 = 商品 が intel ブランド でも、型式 : 535、 540s などは NAND フラッシュ の 製造 メーカ が 韓 : SK hynix ( = エスケイ・ハイニックス )
 また 同じ 製造 メーカ でも、規格 ( = 「 MLC や TLC 」、 「 3D や 非3D 」 など ) によって、耐久性 が ★ まったく ★ 違う
   ↓ 2021 年 現在 は 耐久性の 高い 順に、以下 ( = intel ブランドの 場合 )
 Optane → ||| → MLC・3D → MLC 非 3D ( = NAND フラッシュ が intel 純正 ) → ||| → TLC・3D ( = NAND フラッシュ が intel 純正 ) → MLC 非 3D ( = NAND フラッシュ が intel ) → ||| → TLC 非 3D
   ↑ SLC の 耐久性 も トップ クラス と 予想されるが、納品数 が 少なすぎて 比較 材料 に ならない
 ちなみに QLC・3D は、( 個人的には ) OS を 乗せる ストレージ ( = 書き込みが 多い ) で 使いたくない
 M.2 は 発熱問題 が 気になるので、( 個人的に ) 積極的には 使いたくない
   ↑ 速い 機種 ( = NVMe 規格 ) では、( ヒートシンク なし だと ) 100 ℃ 近くに 熱くなる 機種も 珍しくない ( = 特に、コントローラ 部 が。 100 ℃ といえば、CPU なら 熱落ちして 当たり前の 高温。 CPU は、70 ℃ 以上で すでに 危険温度。 M.2 自体は 高温に 耐えても、近くにある CPU に 高温の 悪影響 が 出る )
 よって 使うなら 「 ヒートシンク ( = できれば ファン つき ) 」 を 増設しないと 安心できないので、筐体の 内部 スペース に 余裕が 必要 ( = ノート や 液晶 一体型 では 極力、使いたくない )
   ↑ どうしても なら、「 CPU と M.2 の 位置が、めいっぱい 離れている マザー 」 のみ 許容
 ちなみに、温度 センサ は ( 普通は ) NAND フラッシュ 側のみで、コントローラ には ついていない = アプリ で 温度 確認しても、より 熱くなるほうの コントローラ の 温度が わからない ( = 直に コントローラ 部 を 触るか、サーモグラフィー カメラ で 撮影するか でも しないと、熱さが 確認できない )
 逆に 同じ M.2 でも、SATA のみ 有効 ( = 非 PCIe + 非 NVMe ) の 機種なら、( 省スペース 化 の ためだけの M.2 だから ) 速度が SATA の 反面、 あまり 熱は 出なそうだが
 用語集 >PC >あ 行 >M.2 >
 ( NVMe の M.2 ほどではないにしても )、SATA の 3D も 非3D よりは 「 速い = 熱い 」
   ↑ 「 温度管理 に 気を使わない + 耐久性 が 最優先 」 の 条件なら、むしろ 非3D のほうが 適切かも ( = MLC なら 非3D でも、速度 + 耐久性 の 両方に 優れる )
    ↑ TLC非3D は 耐久性が なさ過ぎて、論外 だが
   ↑ 例 = デスクトップ ( = 本体と 液晶が 別の型 ) よりも、ノート や 液晶 一体型 の ほうが 放熱しにくいので、非3D のほうが ( かえって ) 長持ちするかも
● SLC
 Single Level Cell
 高速化しやすい反面、容量が増やしにくい
 ( 理論上は ) 寿命が MLCの10倍ほど 長い
 高価すぎて 「 耐久性を 極限まで 追及する + 予算が あり余っている 」 の 場合しか、選択肢に ならない
   ↑ 同じ 条件 なら むしろ 今は、Optane の ほうが 現実的な 選択肢 ( = マザー を 選ぶが )
● MLC
 Multi Level Cell
 SLC に 比べると 「 高速化 しにくい + 容量が 増やしやすい 」
 ( 理論上は ) 寿命が SLC の 10分の1 ほど 短い
 「 耐久性 + 速度 」 に 優れるので、業務での利用に 好まれる
 流通の主流 が 「 TLC・3D 」 に 移行 したので、「 MLC 」 は 主流から はずれた ( = 入手困難 か 高額 )
 ちなみに SAMSUNG では、「 QLC = 4 bit MLC 」、「 TLC = 3 bit MLC 」、「 MLC = 2 bit MLC 」 と 呼ぶので 注意
● TLC
 Triple Level Cell
 MLC より さらに 「 高速化 しにくい + 容量が 増やしやすい 」
 ( 理論上は ) 寿命 が MLC の、10 分 の 1 ほど 短い
 安価で 容量が大きいので、趣味での利用に 好まれる
 intel : 540s は ( 非 3D なのに ) 動作速度が 充分に 快適 だった ( = MLC との 差を、感じさせないほどに )
   ↑ ただし 非 3D なので 当然、耐久性は 非常に 低いが ( = OS を 乗せたら、1 年 で クラッシュ しても、普通 = アップデート 終了 の OS なら、もう少し 長持ちする )
 PC >障害例 >ハードウェア 関連 >SSD >intel ブランド >
 流通の 主流 は 「 TLC・3D 」 に なった
   ↑ MLC ( = 耐久性 が 高い ) は 入手困難 に なったのが、カナしい。 世の中の 流れは、「 特に コンシューマ 用 は 安いんだから、OS を 乗せて 3 年 ぐらい もてば 割は 合うでしょ ?。 「 ストリーミング 動画 の ヘビー 視聴 」 とか 「 クラウド バックアップ の ヘビー 容量 」 とかの、高負荷 を かけなければ、もう少し 長持ちする かも だからさ。 容量は せめて 500 GB か それ以上に してくれれば、TBW 値 が まあまあ 高いよ 」 って ことなのか … ?。
● QLC
 Quad Level Cell
 TLC より さらに 「 高速化 しにくい + 容量が 増やしやすい + 寿命が 短い




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