PC >各種 操作 >内蔵 ストレージ の 容量 縮小 >

( 2023.7.9. 更新 )





目次
 基本
 共通 パターン ( 電子認証 あり )
 Windows 10
 Windows 8.1 + 8
 Windows 7
 現場例
  PC >バックアップ + データ 移行 >
  PC >障害例 >ハードウェア 関連 >SSD >Ubuntu による セクタ単位 での クローン >




● 基本 ●
1HDD → SSDのディスク・コピーをする場合、容量縮小が必要なケースは 少なくない
 ↑ 512Gまでなら ( TLC・3Dが ) お手ごろ価格になったが、1Tはさすがに まだまだ高いので
2電子認証の利用がなければ、HD革命 Ver.5 以降で 縮小コピーすればいい
 ↑ 電子認証 = 銀行 + 入札 + 保険 など
3逆に 電子認証の利用があると、( 通常コピー + 縮小コピーでは ) 電子認証データが壊れる
厳密な意味でのクローン ( = ddクローンか、HD革命なら [ ディスククローンツール ] での処置 ) が必要なので 縮小ができない
 ↑ よってクローン前に 容量縮小が必要
  ↑ ちなみに 電子認証データが壊れているときは、ほぼ毎回 システムの復元ポイントも壊れている
  ↑ 逆に言えば ( 調整後に ) システムの復元ポイントが正常なら、電子認証データも正常な可能性は ( けっこう ) 高い
● 共通 パターン ( 電子認証 あり ) ●
1原本ストレージがHDDなら、まずは Regene
 ↑ ただし 綱渡り状態 ( = 死亡間近 ) のHDDも多いので、1回でもnot ready停止が出た場合は 「 まっ先にクローン 」 に手順を切り替える
  ↑ 「 データ専用ストレージのデータを 100% 抜く 」 とは違い、OS用ストレージなら 多少の不良セクタをスキップしても OSは動作する
  ↑ ( 別の話で ) Regene 不可のBセクタが残っているのに、ddクローンではエラー × 0 のケースもある ( = つまり Ubuntuがスゴい )
2「 原本ストレージ → 試行用ストレージ( = 同容量か、より容量の大きな ) 」 へ、ddクローン
 ↑ 以降、縮小が成功するまでの作業は、試行用ストレージで行う
  ↑ 原本ストレージを直接に扱うのは、危険すぎるので
 ↓ UEFI環境のストレージを、ddクローンする場合は注意
 PC >バックアップ + データ移行 >UEFI 環境 の dd クローン >
3chkdsk + sfcで、OS破損を極力 減らした状態にする
4アプリ 「 HD革命 Partition/EX2 」 をインストし、末のシステム パーティションを削除する
パーティション削除後に再起動して、OS起動できることを確認する
 ↑ 8系OS ( = 10ふくむ ) はこの時点で、Shift + 再起動からの修復メニューに システムの復元やスタートアップ修復などの 重要項目がなくなった ( = あとで 復旧はさせるが )
  ↑ たまに その重要項目が消えないPCもある
  ↑ そのPCは 普通の8系OSだと 末にあるシステム パーティションが、先頭に配置されている仕様なのかも
5C : を compmgmt.msc から極力 ボリューム縮小する
充分に縮小できなければ、「 ディスク領域の解放、 ハイバネーション ファイルの削除、 仮想メモリを ( 一時的に ) 削除、 システムの復元ポイントを ( 一時的に ) 削除、 ( 単純にコピー戻しできる ) データの移動 」 などは、試す価値あり
 ↑ 「 音楽データ : 20G を削除したら、追加で 100G も縮小できた 」 ケースもある一方で、「 WLM : 15G を削除したのに、まったく縮小が増えなかった 」 ケースもあるが
 PC >保守 作業 >不要 ファイル の 削除 >ハイバネーション ファイル >
OS操作で充分に縮小できない場合 「 HD革命 Partition/EX2 」 をインストし、 C : を ( 必要最小限だけ ) 縮小する
 ↑ 「 HD革命 Partition/EX2 」 で縮小し過ぎると、「 電子認証 + システムの復元ポイント 」 が 破損する可能性あり
6充分に縮小できたら 「 試行用ストレージ → 納品用ストレージ 」 へ ddクローン
7納品用ストレージで ( compmgmt.mscから ) C : を 目いっぱいにボリューム拡張
8( 「 HD革命 Partition/EX2 」を アンインスト )
98系OSなら ( よりバージョンの新しい ) インストール・メディアでアップグレード、あるいは アップデートする
 ↑ Shift + 再起動からの 修復メニューを復旧させるために
  ↑ インストール ・ メディアのISOをストレージ上に置き、解凍してから実行すると 能率がよい
末パーティションが復活しても しなくても、修復メニューは復旧する
 ↑ 末パーティションは復活しないほうが、今後 ストレージ交換が必要になったさい 作業が楽なので理想的ではあるが
  ↑ たまに 修復メニューが復旧しないこともあり、その場合は仕方ないので ( 保守起動が必要なさいは ) 光学か USB のインストール・メディアで起動する




● Windows 10 ●
18系OSは、「ディスク末に、システム・パーティテョンあり」 のケースが多いので、その扱いに注意
2HD革命:Partition/EX2をインストして、削除できることは多い
 ↑ ただし削除すると、Shift + 再起動からのメニューで、「 コマンド・プロンプト、 システムの復元、 スタートアップの修復 」 などは、出なくなることが多い
 ↑ つまり、保守起動したいなら、インストール・メディアで起動するしかなくなる
  ↑ ちなみに、Partition/EX2でも、末パーティションの移動は、まずできない
3Ver.1909のWin 10で、末パーティションを削除したあと、Ver.2004にアップしたら、自動的に末パーティションが復活した例あり
 ↑ Ver.2004のISOを内蔵ストレージにコピーし、( Lhaplusで解凍してから )、exeを実行した
 ↑ 当然、Shift + 再起動からの、コマンド・プロンプトなども復活
  ↑ 1Tから256Gのddクローンだったので、先にたっぷりと、ボリュームを縮小したが、そのすぐ後ろに、貼りついた ( = つまり、C:は拡張不可になった )
4   ↓( 障害で )、末パーティション自体はあるが、Shift + 再起動から [ スタートアップ設定 ] しか出ないWin 10で、以下の例あり
[ 1 ]. ( クローン先SSDで )、末パーティションを、削除
[ 2 ]. C:をcompmgmt.mscから、目いっぱいにパーティション拡張
[ 3 ]. Ver.1909のISOで、アップデート
[ 4 ]. ( 末パーティションの復活はなかったが )、Shift + 再起動からのメニューが、完全復活した
   ↑ コマンド・プロンプト、 システムの復元、 スタートアップの修復、 など
● Windows 8.1 + 8 ●
1末に「複数の」システム・パーティションがあったり、C:相当とD:相当の途中にも、システム・パーティションがあったりして、面倒なケースが多い
2HD革命:Partition/EX2をインストし、末のパーティション ( = その機種は、1つだけだった ) を削除 → ( 再起動せずに )、Win 10にアップして、成功したケースあり
 ↑ そのケースでは、( 削除した、末のシステム・パーティションが )、Win 10になったら、再度、自動作成された
  ↑ もしかすると、8.1のまま再起動しても、OS起動できた…?
● Windows 7 ●
1たっぷりと 容量が 空いているのに、なぜか MS 純正 の 操作では ほとんど 縮小できないことが 多い
 ↑ compmgmt.msc → ディスクの管理 → ボリュームの縮小
 ↓ 以下などを、さんざん やっても
ディスク領域 を 解放 + ハイバネーション を 無効 + 仮想 メモリ を ( 一時的に ) 削除 + 復元ポイント を 削除・機能も ( 一時的に ) 無効 + デフラグ + 単純に コピー 戻しできる データを ( 一時的に ) 抜く
2逆に その Win 7 を Win 10 アップ 後なら、ゴソっと 縮小できることが 多い
   ↓ よって Win 7 は、以下の 手順が ベスト か
[1]. 原本 から 容量の 大きな 仮 ストレージ に、dd クローン
[2]. その 仮 ストレージ で、10 アップ
[3]. ( 末に システム パーティション を 新規作成 された 場合は、Partition EX/2 などで 削除 )
[4]. MS 純正の 操作で、ボリューム 縮小
[5]. 充分な 容量に 縮小できたら、納品用 ストレージ に dd クローン
[6]. 納品用 ストレージ で、目いっぱいに ボリューム 拡張
[7]. OS アップデート を やり切る
3HD革命 : Partition/EX2をインストし、C:相当のパーティションを ( 少しだけ ) 縮小したら、電子認証データが壊れなかったケースあり
 ↑ 足利銀行
4末に、( リカバリ用データと思われる )、容量の大きなシステム・パーティションがある場合も、要注意
 ↑ C:相当のパーティションをクローンしただけでは、ほぼ、OS起動できない
 ↑ このケースでも、HD革命 : Partition/EX2をインストし、末のパーティションを削除したら、( 電子認証データが壊れることなく )、OS起動できたケースが多い




● 現場例 ●
 YK 設備 様 : KG市 ( Win 10 )
 UT 花店 様 : KG市 ( Win 10 )
 SK 製缶 様 : SK町、 TM飴煮 様 : KG市 ( Win 7 )
 JY 不動産 様 : KG市 ( Win 10 )
 TD 自動車 様 : KG市 ( Win 7 )
 FT 精工 様 : KG市 ( Win 7 )




● YK 設備 様 : KG市 ●
● 環境
1Lenovo : G570
2Win 10 ( = Win 7からのアップ)
3銀行が複数 + 入札で、電子認証のかたまり
4原本HDDが750G、C:が670,402Gで、縮小しづらい
● 処置
1compmgmt.mscから、ほとんど縮小できない
 ↑( 珍しくはないが )、たっぷり空いているのに
2Partition/EX2で、670,402Gを、472,626Gまで縮めたあと、納品用SSDにdd
 ↑約200Gの縮小だが、うまく電子認証データが継続できれば、新記録
  ↑くわえて、Win 7時からあるらしい、末のシステム・パーティションも削除
3銀行×2行にログインできたので、まあまあ、うまくいったようだが…
 ↑様子見だが、担当者が自分でがんばる系なので、不具合が出ても連絡をくれるか不明




● UT花店様:KG市 ●
● 環境
1NEC:LM550/J = PC-150BAR = 10 Home 64bit
 ↑原本ストレージ = 1TB
  ↑銀行の電子認証があるので、縮小コピーが使えないため、ddクローン限定
  ↑256Gに収まるまで縮めながら、末のシステム・パーティションを、どうするか
● 処置
1原本HDD → 試験用SSDに、ddクローン
2試験用SSDで、C:を充分に縮小(= compmgmt.mscで)
3試験用SSDにPartition/EX2をインストして、末のシステム・パーティションを削除
 ↑再起動はできるが、Shift + 再起動からのコマンド・プロンプトなどは、利かなくなった
4試験用SSD → 納品用SSDに、ddクローン
5Ver.1909 → Ver.2004に、アップしたら、末のパーティションが復活
 ↑Shift + 再起動からの、コマンド・プロンプトなども復活
● 備考
1動きが重いと思ったら、C:が無意味に、「 圧縮して領域を空ける 」だった
 ↑チェックをはずして、解消
● 過程
1D:相当は空なので、compmgmt.mscから削除
2C:相当も、compmgmt.mscから、256Gに収まるまで、充分に縮小できた
3末の回復パーティションは、Partition/EX2をインストしたが、移動ができない
 ↑削除はできた(= 削除前に、警告は出たが)
 ↑再起動しても、普通にOS起動できる
4なんか動きが重いのが気になるし、OSアップデートも、一部、エラー終了する
 ↑別途にddクローンし、末の回復パーティションを残したまま、OSアップデートしたが、症状は同じだった
 ↑アップデートのエラーは、末を削除したのが原因ではなかった
 ↑末を削除することで、Shift + 再起動から、コマンドプロンプトなどが出なくなったのは、仕方ないが
5Ver.1909だったので、Ver.2004のISOをストレージ内に置き、(Lhaplusで解凍してから)、アップを実行
 ↑正常終了し、追加アップもエラーなし
 ↑末に回復パーティションが自動作成され、Shift + 再起動からの、コマンドプロンプトなども復活した
6ただし、まだなんか動きが重い
 ↑CPUも、100%近いことが多いし
C:のプロパティを見たら、「 圧縮して領域を空ける 」に、チェックが入っていた
チェックをはずして、サブフォルダまで適用
なんか、すごく項目が多いのでよく見たら、Windows.oldが大量にある
中断して、領域の解放
 ↑チェックをはずす前にやるのが、適切だった
動きの重さも、解消した




● SK製缶様:SK町、 TM飴煮様:KG市 ●
● 症状
1C:が、たっぷり空いているのに、compmgmt.mscで縮小しきれない
 ↑例 = 使用量:20Gまで減らしたのに、250G未満に縮小できない
● 処置
1Partition/EX2をインストして、(収まるぐらいに、少し)縮小したら、電子認証が壊れなかった
● 備考
1WLMのデータが15G強あったので、全削除したが、まったく縮小が伸びなくて、ちとショック
 ↑縮小完了後、コピー戻ししたら、(パスワードまで)全復活したのは救いだが




● JY不動産様:KG市 ●
● 環境
1NEC:LL750/F = Win 10 Home 64bit = Win 7からのアップ
● 症状
1HDDが過疲労で、ddクローン時、末パーティションあたりで、クローン・エラー×多数
 ↑クローン先SSDで、(compmgmt.mscで見ると、末に回復パーティションはあるが)、Shift + 再起動すると、[詳細オプション]で[スタートアップ設定]しかない
  ↑(クローン先SSDで、基本作業として、chkdsk + sfc)
2HD革命で、(試験用)クローン先SSD → 納品用SSDに通常コピー時、末パーティションを抜いた
 ↑交換後の初回起動時に、Win 10のWindowsアイコンでフリーズし、クルクルが始まらなかった
 ↑電源切り後、2回目は普通に起動した
3納品用SSDで、C:を末まで領域いっぱいに広げた
 ↑その後、Ver.1909のISOでアップ
 ↑C:はそのままで、末の回復パーティションが復活したりはしなかったが、Shift + 再起動から、コマンド・プロンプトもシステムの復元も復活した




● TD自動車様:KG市 ●
● 症状
1C:が、たっぷり空いているのに、compmgmt.mscで縮小しきれない
● 処置
1フォルダ[ミュージック]が20Gもあったので、全削除したら、100G近くも追加縮小できた




● FT精工様:KG市 ●
● 環境
1東芝:B552/G = 7 Pro 32bit
 ↑HDD:320Gを、SSD:256Gに収まるまで縮めたい
● 症状
1Win 7時に、末のパーティションを削除しても、起動可能
 ↑ただし、そのままWin 10にアップすると、途中で起動不能に
● 処置
1原本HDD → 試験用SSD(= 容量が大きい)に、ddクローン
2試験用SSDで、C:を充分に縮小(= compmgmt.msc)
3試験用SSDを、10にアップ
4試験用SSDにPartition/EX2をインストして、末のシステム・パーティションを削除
5試験用SSD → 納品用SSDに、ddクローン
● 過程
1C:は、compmgmt.mscから、充分に縮小できた
2末のシステム・パーティションも、compmgmt.mscから削除できた(= 珍しい)
3256Gにddクローンし、SSD上に10のISOを置いてアップしたが、途中で(画面まっ暗の)起動不能に
 ↑電源切りからオンすると、(自動で)10のインストール修復は走ったが、やはり、まっ暗の起動不能に
4  ↓原本HDDから、試験用SSDにクローンし、別手順を進める
[1]. C:を、compmgmt.mscから、充分に縮めた
[2]. 末のパーティションは削除せず、10に正常アップ完了
[3]. 10にPartition/EX2をインストし、アプリから末を削除
[4]. 再起動しても、普通にOS起動できるし、10のオンライン・アップデートもやり切れた
5試験用SSDから、納品用SSDにddクローンした
 ↑納品用SSDの初回起動時、ストップ・エラーになったが、2回目は正常起動した
 ↑試験用SSDから、(念のため)、バックアップ用HDDにも、ddクローン




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