PC >障害例 >ハードウェア 関連 >SSD >Ubuntu による、セクタ 単位 での クローン >

( 2020.7.26. 更新 )





目次
 基本
 必要なもの
 操作
 備考
関連
 PC >障害例 >ハードウェア 関連 >SSD >
 PC >バックアップ + データ 移行 >
 ( 旧 資料 )




● 基本 ●
 クラッシュ して Windows 系では ドライブすら 認識 不可 でも、Linux 系なら データが抜けるケースが 多い
   ↑ 少なくとも intel ブランドの SSD は
 Ubuntu の コマンド 「 dd 」 で、新 SSD に セクタ 単位 ( = 512 バイトずつ、あるいは 4096 バイトずつ ) の クローンを行う
   ↓ UEFI 環境 の ストレージ ( = GPT フォーマット の ストレージ ) を 処置する 場合は、要 注意
 PC >バックアップ + データ 移行 >UEFI 環境 の、dd クローン >
● 必要なもの ●
 USB3.0 以上 の PC
   ↑ ユーザ の 筐体は 何の 障害 要因 が ひそむか 不明なので、クローン 作業 で 使いたくない
 ちなみに ( Regene との相性がよいので ) 保守作業は 必ず AMI 筐体 で 行っているが、それも成功率の高さに 関係ある … ?
 USB3.0 以上 の HDD 外付けアダプタ
 Ubuntu の 光学 ディスク
   ↑ 18.04 を試したが、「 UEFI + BIOS の 両対応 」 にして 「 USB 3.0 対応 」 で 使いやすかった
   ↓ Ubuntu のブータブル USB でも作業はできるが、光学ディスクよりも ( はるかに ) 動きが重い
 用語集 >PC >あ 行 >Ubuntu >
 クローン 先 の、新 SSD
   ↑ 同じ容量か、より容量が大きいもの
● 操作 ●
 障害 SSD を内蔵する
   ↑ 逆に、外付けのクローン先 SSD は まだ接続しない
 電源オン後、光学ドライブ起動を選択する ( = 富士通 製 なら メーカロゴで [ F12 ] 連打 )
   ↑ 特に UEFI 環境のストレージを接続すると、( 光学ドライブの起動を 優先に設定しておいたのに ) ストレージ起動優先に変わってしまうことが多いので、注意
 対象のストレージに合わせ、UEFI モードか BIOS モードかを選択する
   ↑ BIOS モードなら その後 「 Ubuntuを試す 」 を選択
 アプリ 「 端末 」 ( = グノーム ・ ターミナル ) を 起動する
   ↑ Alt + F2 → gnome-terminal
 コマンド 「 dmesg 」 で、内蔵 SSD のデバイス名を確認する
   ↑ 普通は 「 sda
   ↑ Shift + Ctrl + F で 窓 [ 検索 ] を開き、「 sda 」 を検索したほうが 早い
 容量の表示が 確認の手がかり
   ↑ ただし障害 SSD は、Ubuntu でも容量が読めないことが 少なくない
 クローン先の SSD を接続し、再度 「 dmesg 」 で 外付け SSD のデバイス名を確認する
   ↑ 普通は 「 sdb
   ↑ 普通は 表示がいちばん下に出る
   ↓ アプリ 「 端末 」 上で 以下を走らせる
 sudo (スペース) dd (スペース) if=/dev/sda (スペース) of=/dev/sdb (スペース) bs=512 (スペース) conv=noerror,sync (スペース) status=progress
   ↑ 「 bs=512 」 ← 512バイトずつのコピー指定だが、( たぶん 初期値がこれなので ) いらないかも
   ↑ 逆に 4K セクタ 仕様 の SSD なら、「 bs=4096 」 を 指定する
    ↑ 原本ストレージに 不調なしなら 「 bs=2048k 」 を 指定しても、銀行の 電子認証データまで 正常移行された ( = 処理が 激速で )
    ↑ ただし、ショボい筐体で bs 値を上げると 速度低下する 場合もあるので、そのさいは 「 bs=64K 」 や 「 bs=128K 」 あたりの指定が 妥当か
   ↑ 「 noerror 」 ← エラーが出ても 処理 継続。 指定しないと、読み取り エラー の セクタ に 当たったら dd 自体が止まる。
   ↑ 「 sync 」 ← 読み取りエラーが 出たセクタは ( コピー先の 該当セクタを ) ゼロフィル して 進行
   ↑ 「 status=progress 」 ← 進行状況の 表示。 進行状況 なし では、ストレス が たまる。
    ↓ クローンが 走り出したら、節電機能を オフにする ( = ノートの例 )
 [1]. 右上の角 [ ▼ ]
 [2]. 左下、スパナとドライバのアイコン ( = 設定 )
 [3]. 左下 [ 電源 ]
 [4]. [ 明るさ自動調整 ] を、オフ
 [5]. [ 操作していないときに画面を暗くする ] を、オフ
 [6]. [ ブラックスクリーン ] を、しない
 [7]. 窓 [ 設定 ] を、右上の角 [ × ] で閉じる
 別アプリ [ システムモニター ] も 起動すると、待ちのストレスを 軽減するには 役立つかも
   ↑ Alt + F2 → gnome-system-monitor
 ただし ( dd クローンが 走り出してからでも ) なかなか アプリ起動できない ( = そんなコマンドは ない的な エラーが 表示することもある )
   ↑ ディスクからの読み込みが かなり後のほうのアプリなのかも
 クローンが完了した 新 SSD に対して、普通の 障害対応を行う
   ↑ 例 = chkdsk、sfc、システムの復元
● 備考 [1] ●
 エラー スキップの処理が 瞬間的 = 「 HD革命 」 よりもはるかに速いのがいい
   ↑ 「 HD革命 」 の 「 ディスク クローン ツール 」 は、読み込みエラーが 多いと ものすごく 処理が遅くなる
   ↑ 残り時間の表示が 「 ○ 百時間 」 も ざらにある
 ただし ddクローンでも、「 原本の 障害 SSD : たった 120 G → 新品 SSD : 120G 」 で、3 時間以上 かかったケースもある
   ↑ 現場で やり切らなくてはならない 状況だったので、現場の ショボい筐体を 使ったことも 関係すると思うが
 クラッシュ前 TLC非3D の予防交換で セクタ ・ クローンが 必要な場合も、最初から ddクローンがいいかも
   ↑ 体感で 不調は感じなくても、すでに 多数の不良セクタが 発生している機種が 少なくない ( = 特に TLC非3D は )
   ↑ 「 HD革命 」 は 隠れていた 不良セクタに当たると、処理が すごく遅くなる
 Ubuntu 10.10も試したが、( 容量が 小さいので ) OS 起動が 速い反面、「 status=progress 」 が 利かない
   ↑ 進行状況なしの 数時間では、ストレスが たまりまくる
   ↑ USB 3.0 の 対応状況も 詳細不明 ( = いちおう動いても、2.0 互換動作かも )
● 備考 [2] ●
 Linux 派 だと コマンド 「 dd 」 よりも、アプリ 「 GNU ddrescue 」 を 好む人も いるらしい
   ↑ 「 エラー スキップ が 速い 」 そうだが、今のところ dd で 充分のため 試してない




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