Wi-Fi の 障害 >UTP と STP >

( 2020.8.28. 更新 )





● 基本 ●
   ↓ 以下を 発想する人は 少なくない
 「 規格 「 UTP 」 ( = 普通の LAN ケーブル ) と 「 STP 」 ( = シールド付き LAN ケーブル ) なら、「 STP 」 のほうが 電磁波に強いのでは … ? 」
 しかし 「 STP 」 は もともと 「 AXT ノイズ 」 を 軽減するために 設計されており、それ以外の 電磁波に対しては 未知数
   ↑ AXT = Alien Crosstalk = エイリアン クロストーク = 並行に配置された 他の LAN ケーブル から受ける ノイズ
 「 未知数 」 とは、他の 電磁波に関しては ( UTP よりも ) 通信状態が 悪くなる ( = 逆効果になる ) 可能性さえある
 また 本来 STP は、接続された ハブに アースを 取るものだが、それも現場によって 何がベストかは 異なる
   ↑ 両端のハブに アースを取ったら ノイズのループが起こり ( = 通信状態が わるくなり )、「 片アース 」 の ほうが よかったり、あるいは 逆に、 「 アースなし 」 の ほうが かえって 通信状態がよかったりの 現場さえある
 結論として 「 STP 」 は、「 特殊 な 施設 」 ( = LAN 通信の高速化 を ギリギリまで 追及するような 施設 = 10 Gbps 化 を目指すような 施設 ) で 使うもの
 逆に、「 工場のマシンや 溶接作業で 発する 電磁波 が、飛び交う 現場 」 で 使うのは、そもそもが 筋違い
● 対策 ●
   ↓ 電磁波が 飛び交う現場は 経路の途中で 無線 ( = ただし 5 GHz ) を ( あえて ) はさむ ほうが、( 有線が 短くなる効果も 加わり ) 確実に ノイズが減る ( = 通信状態が よくなる )
 「 変更 前 」 = ルータ → ( 長い 有線 LAN ) → 離れた場所の LAN
 「 変更 後 」 = ルータ → Wi-Fi 親機 → ( 5 GHz の 無線 ) → Wi-Fi 中継機 → 離れた場所の LAN
   ↑ つまり 中継機 に 「 無線 → 有線 の 変換機 」 ( = イーサネット コンバータ ) として 活躍してもらう
 また 2.4 GHz は、現場の 電磁波と 電波干渉を 起こしやすい ( = Wi-Fi 機器 本体 が、誤作動しやすい ) ので、Wi-Fi 側で ( あえて ) 2.4 GHz の 発信を 無効 に 設定変更 する
 くわえて、「 Wi-Fi 親機 → Wi-Fi 中継機 」 の 「 LAN の 経路 」 である Wi-Fi には、他の 端末を 接続 しないのが 無難
   ↑ もし 「 接続 台数 オーバー 」 して、「 LAN の 経路 」 自体 が 不安定 になったら、本末転倒
 端末 が 使うための Wi-Fi が 必要なら、それ用の 「 Wi-Fi 親機 」 を 別途に 設置するのが、理想
   ↑ そのさい、お互いの チャネル を 手動で 分けるのは、必須




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