PC >障害例 >ハードウェア 関連 >HDD >異音 >

( 2020.9.12. 更新 )





目次
 ビープ 音 [ 1 ] 基板交換 で 復旧 ( PATA )
 ビープ 音 [ 2 ] 指先で そっと 回転 させて 復旧 ( SATA )
 ビープ 音 [ 3 ] あきらめた ( SATA )
 カリカリカリ、カツン … ! 偶然に ( ? ) 復旧 ( PATA )
 カツン、カツン ( 全般 )
 ヘッド 交換 ( 研究中 )
関連
 PC >障害例 >ハードウェア 関連 >HDD >アクセス 不能 >




● ビープ 音 [ 1 ] ●
● 現場
1SK土建様 : KG市
● 機種
1PATA : 3.5 : 40G
2WD : WD400BB
● 症状
1" ビーッ、( 無音 )、ビーッ、( 無音 ) " の、繰り返し
 ↑回転の感触なし
● 処置
1同型の、正常HDDの基板を移植したら、復旧
2( その後、新品HDDにクローン )



● 過程
1同型の、正常HDD(中古)があった
2障害HDDの基板を、正常HDDに移植したら、同じ症状になった
 ↑ビープ音+回転なし
3もとの基板を、正常HDDに戻したら、正常動作に戻った
4正常HDDの基板を、障害HDDに移植したら、正常動作した




● ビープ 音 [ 2 ] ●
● 現場
1 SK製缶様 : SK町
● 機種
1 SATA : AFT : 3.5 : 2TB
2 SAMSUNG
 Model : HD204UI
 HDD P/N : HD204UI/JP2
● 症状
1 通電後、「 ビーッ ( 5秒 )、 ( 無音 )、 ビーッ ( 5秒 )、 ( 無音 ) 」 の繰り返し
   ↑ 回転の感触なし
● 原因
1 ( イメージとしては ) ヘッド、あるいは ヘッド・アームが プラッタに こびりついている感じで、プラッタが回転していなかった
   ↑ ヘッドが貼りついたらアウトと思われるので、貼りついたのはヘッド・アームかも
● 処置
1 フタを開けたまま通電し、指先での金具部分をそっと回転させたら、プラッタの自動回転が始まった
   ↑ 本来の左回転側には、固くて動かないので、わずかに右回転 ( = 逆回転 ) させたら、( まるで、つかえが取れたように )、左回転 ( = 正回転 ) が始まった
2 ( その後、Regeneで数百のヒット + リペアあり )
 ( Regene後、別ストレージにddクローンし、クローン先からデータ抜きした )
● 備考
1 フタをはずすさい、シールの下に、ネジ × 1が隠れている
 その他 >さ 行 >低頻度 >SAMSUNG >HDD >
2 今回は、ユーザ申告 「 間違って蹴った直後から、症状が発生 」、とのこと
 一方、SAMUSNG製の別HDDでも、同じ症状を確認した ( = SAMUSNG : SP0411N : 3.5 : PATA )
   ↑ 中古を、( Regene + ローフォーマット後 )、バックアップ用HDDとして、棚に置いておいただけのもの
   ↑ SAMUSNG製HDDでは、起きやすい症状なのか…?
   ↓ 以下のSAMSUNG製も、結局、貼りつき系だったし
 → ビープ 音 [ 3 ]



● 過程
1障害HDDの基板を、同型の正常HDDに移植しても、正常動作する
 ↑[1]. 障害HDDの基板は、正常だった
 ↑[2]. この型のHDDは、基板に互換性があった
2正常HDDのフタを開けて、通電後にプラッタが、左回転するのを確認
 ↑フタを閉じて、正常動作するのを確認
3障害HDDのフタを開けたまま、通電
 ↑「ビーッ、ビーッ」で、回転しない
 ↑軸のおさえ金具を、指先の腹で押さえ、正規の左回転させようとしたら、固くて動かない
 ↑わずかに(逆の)右回転させたら、左回転が始まったので、通電を切った
4フタを閉じて、障害HDDが回転するようになった
 ↑データも見える
5Regeneで、数百のヒット + リペア
6Ubuntuのddクローンで、18Gあたりに、エラー×16
 ↑35,754,040〜35,763,079
障害 + 2TBのためか、クローン完了まで、2〜3日かかった
7セクタ・クローン完了後、原本HDDを、強制Regene
 ↑ddクローンでエラーの出た場所以外にも、百以上のヒット
 ↑リペアされても、再ヒットするセクタが多い
 ↑また、フリーズのように止まってしまう(= not ready停止ではない)セクタもあり、途中でやめた




● ビープ 音 [ 3 ] ●
● 現場
1KM運輸様 : KG市
● 機種
1SATA : 非AFT、 2.5、 500G
2SAMSUNG : HM500JI
● 症状
1大昔のインベーダ・ゲームによく似た、音とリズムのビープ音
 ↑3セット聞こえたあと、( ずっと ) 消音
2回転の感触なし
● 処置
1本当のヘッド故障かも
あきらめた
● 備考
1 ヘッドを動かす前なら、以下は試す価値があった
 → ビープ音 [ 2 ] ( SATA = 指先でそっと回転させて、復旧 )



● 過程
1同型と基板を交換して、変化なし
2HDDカバーを開けたら、ヘッドがプラッタの中間で止まっている
左回転させながら、ヘッドを移動しようとしたが、回転しない
3傷つき覚悟、プラッタの回転なしで、ヘッドを退避場所に移動させた
通電させたら、プラッタは回転した
ヘッドは、カツンカツン系
4同型からヘッド移植したが、たぶん、ヘッドの頭を分離しておくのが、失敗した
少し症状が変化したが、結局は、カツンカツン系
ヘッドが4本だから、セパレータは2つ
52.5を、専用セパレータなしで、ヘッド交換は難しいな…!!(セパレータ2つ)
ヘッドの頭同士は、たぶん、磁気で引き合う
そして、たぶん、1回でも触れたらアウトだろう(剥がれかける)
セパレータを挿入するときに触れても、アウトだろうし(かなり、もろい)
間隔が広がりすぎても、NGだろうし
6正常筐体に、プラッタ+基板移植のほうが、まだマシか…?




● カリカリカリ、カツン … ! ●
● 現場
1FT精工様 : KG市
● 機種
1( 細かい記録を取らなかったが、XPが乗っていた )
2PATA : 3.5
● 処置
1独のフリーウェア 「 PC INSPECTOR 」 ( = データ復元ツール ) を かけた直後に、普通に HDDアクセスできるようになった
 ↑ そのアプリでは データまでは見えなかったが 異音が消え、その後 Windows系で データが見えるようになった
  ↑ 偶然 … ?。 あるいは 何かの効果が出た … ?
2 PC >アプリケーション >保守用ツール >PC INSPECTOR >
● 備考
1 ↓ 今だったら 以下の 別手順で進めるが
HDD Regenerator → Ubuntuでddクローン




● カツン、カツン ● ( 全般 )
● 基本
1サービス・エリアの情報 ( = 開始セクタ情報 など ) が 壊れたのかも
あるいは 読み取りヘッド故障や、その両方 … ?
2サービス・エリアの データ破損だとすると、データ蓄積のある ( 大手 ) 専門工場でないと 無理だろう
 ↑ ( 偶然に ) そのHDD専用の ハック・ツールでも 見つからない限りは
3   ↓ ユーザ・エリアのデータ破損で 「 カツン、 カツン 」 することもあるので、以下は 試す価値がある
[ 1 ]. HDD Regenarator
[ 2 ]. Linux系でのアクセス




● ヘッド 交換 ● ( 研究中 )
● 過程
1工程で もっとも難しいのは、ヘッド・アームを はずすさい、各ヘッドが分離した状態を 維持すること
 ↑ 磁力があるので 先端のヘッド同士は 引き合うが、逆に 一瞬でも触れればアウト
 ↓ 専門工場では 当然、そのHDD専用のスペーサ ( = 高額 ) を 使っていると思われる
 https://www.hddsurgery.jp
2  ↓ 以下を 予想する
[ 1 ]. ヘッド・アームの退避場所がある型なら、手作りスペーサをはさめば、何とかなるのでは
[ 2 ]. 退避場所がない + ヘッド・アームの数が少ない型 ( = 1 〜 2本 ) なら、手作りスペーサと手先の器用さで、何とかなるのでは
[ 3 ]. 退避場所がない + ヘッド・アームの数が多い型 ( = 3本以上 ) だと、専用のスペーサ ( = 高額 ) がないと無理か
[ 4 ]. 3.5よりも2.5のほうが、当然 難度が高い
[ 5 ]. ヘッド・アーム交換よりも、「 プラッタ + 基板 」 を移植するほうが、( 比較すれば ) 難度の低いケースもあるか
● 備考
1 ↓ YouTubeで、以下の検索ワードなどで 動画を何本か見る
hdd head replacement
 ↑ 「 HDD Surgery 」 ( = スペーサのメーカ ) のデモ動画は 高画質やCGアニメなど、バラエティに富んでいて 参考になる
2練習するなら、RAID1を組んでいたNASのHDDが 最適か
 ↑ 市販品なら 同型が入っているので、互換性は ベストだろう




 → 技術検索のトップへ