PC>障害例>ハードウェア関連>HDD>Buffalo製NAS>現場例>

(2019.5.20.更新)





目次
SK町商工会様:SK町 (RAID 0:水濡れ)
TMウォール様:KZ市 (RAID 1:連続停電後に、アクセス不可)
TRリフォーム様:NG町 [1] (RAID 1:連続停電後に、アクセス不可)
TRリフォーム様:NG町 [2] (RAID 1:DISK1 + 筐体 = 死亡)
NM電気様:NG町 (RAID 0:DISK2に、数十万の不良セクタ)




● SK町商工会様 (2015.9.10.) ●
● 機種
1HITACHI:HDP725050GLA360
● 症状
1水濡れ後に、アクセス不可
2DISK1=動くが、DISK2=BIOS認識しない
カリカリ音が続くので、システム・エリアの破損か
● 処置
1あきらめた
2動くうちに、クローンを取るべきだった
Regeneが正常終了したので油断したが、次の日には、BIOS認識しなくなっていた
● 過程
1基板をはずして、水気を拭き、ビュックリン清掃
2HDD通電すると、1+2とも、回転音は正常
密閉性が高くて、助かった…?
HDD基板がショート故障してなくて、よかった
3 HDD1と2で、カリカリ音が異なる
1=同じリズムのカリカリ音が、いつまでも止まらない(何度も、再シークしているイメージ)
2=ほとんど、カリカリ音がない
4「Ubuntu12.04+mdadm」で、1+2を見るが、認識せず
RAID 0?。システム・エリアの破損?
5BIOS認識はする+Regeneは進む=RAID 0だった
念のため、1+2とも、Regeneを通す(R+Dあり)
2=SMART表示は出たが、Regeneは完了した
6「WorldSoft」で、プラグイン「RAID Builder」を注文したが、平日9:00〜17:00の手動対応という、ノンビリ系だった
7別機種のRAID 1があったので、ディスクを抜いてRAID 0に変更を考えたが、HDDがないと、pingすら通らない
障害HDDを装着して、RAID 1に変更されても、大変だし
8翌日に、「RAID Builder」の購入が完了したので、RAID再構築をしようとしたら、DISK2が、BIOS認識しない
同じリズムのカリカリ音が、いつまでも止まらない(最初のDISK1と同じで、再シークを繰り返すイメージ)
乾いたゆえの、悪化なのか…?(結局、プラッタも濡れたのか…?)
あるいは、時間経過による悪化…?
特に、水濡れは、動くうちにクローンすべきだった
(Regeneが正常終了したので、油断した。2=R+D+B=なし)
9DISK1も、BIOS認識しなくなることがある
せめて、1だけでも、動くうちにクローン作成(HD革命5で)
10DISK2を、どうするか
専門業者に出す予定があるなら、開封しないほうがいいが、出す気がないなら、ダメもとで開封して、プラッタの汚れを確認したいが…
基板をはずして水につけたら、さすがにマズいか…
ダメもとで、濡れタオル(水がボタボタしないぐらいに、軽くしぼった)で、包んでみた
基板は抜いて、金属露出部分は、ビニテでマスキングして
酸化した部分は戻らないだろうが、酸化の進行は遅くなるだろう
11 ネットで、被災HDDに関する文書を見た
@「ブリージング・ホール」=空気穴から、水は入る
A濡れたHDDは、乾かさない
 ↑乾くと洗浄が困難になる
B基板を、イソプロピル・アルコールにつけて、超音波洗浄機にかける
Cプラッタも、「筐体ごと」イソプロピル・アルコにつけて、超音波洗浄機にかける
 ↑ただし、スピンドル・モータには潤滑剤があるので、浸からないように水量を調整する
 ↑ヘッド側も、浸けない
12専門業者に出さないなら、「イソプロピル・アルコ+超音波洗浄機」を試したいが、出す気があるなら、これ以上はいじらないほうがいい
ご返却




● TMウォール様:KZ市 ●
● 結論
1PC>障害例>ハードウェア関連>HDD>Buffalo製NAS>RAID 1>GPT [2] (データ抜き:コマンド打ち)>
● 過程
1Ubuntu 12.04+mdadmで、認識せず
mdadmを、アンインスト+再インスト=変化なし
「GPT [1] (データ抜き:簡易)」と、まったく同じ機種なのに、なぜだ…?
2HDD1を取り出して、Win7に接続すると、パーティションは全部、見える
当然、中身は見えないが
3Regeneで、20Gまでヒットなし
USB変換アダプタのままで
4ダメもとで原本筐体に戻したら、アクセスできた
↑通常より、電源オンからアクセス可になるまでの時間が、かなり長くかかったが
5(一期一会の覚悟で、一気に)、外付けHDDに、データ・コピー
外付けHDDを、現場PCに接続して、NASと同じ名前で共有設定
NASをはずしてから、現場PCのIPをNASと同じに変更
他PCで、もとNASのネットワーク・ドライブを開くと、初回のみ30秒ほどかかるが、その後は正常動作
仮処置としては、完了
6Alt+F2→gnome-terminalで、「端末」を起動
dmesgでは、デバイス「sdb」が見える
7続けてfdiskしたが、fdiskはGPT未対応
8 以下を通した
sudo(スペース)parted(スペース)-s(スペース)/dev/sdb(スペース)print
sudo(スペース)mkdir(スペース)/media/itiji
sudo(スペース)chmod(スペース)777(スペース)/media/itiji
sudo(スペース)mount(スペース)-t(スペース)xfs(スペース)/dev/sdb6(スペース)/media/itiji
「/dev/sdb6はマウント済み、もしくは、/media/itijiが使用しています」
9sudo(スペース)umount(スペース)/dev/sdb6
「マウントされていません」
10Ubuntu 16.04でも、同じ
mount時の、エラー・メッセージが英語だが
(↑16.04(アップデート完了)では、mdadmを検索してもヒットしない)
(↑標準でRAIDドライバが、入っている?)←未対応なだけだった
11 以下で、変化なし
@RAIDエラーのDISK2を、Regene→ヒットなし
ARAIDメンテナンスをかけて、一晩→エラー解消せず
BDISK2をUbuntuに→DISK1と同じ症状
12「Raise Data Recovery for XFS」(version 4.9)を、かけてみる
本来は復元用だから、かなりの時間がかかりそうだ
さすがに全データが抜けたが、やはり、検索に時間がかかり過ぎだ
13ちなみに、SynologyのRAID1ディスクでも、同じように、mount不可だった
(データのあるパーティションは、sdb3だった)
14mount時、ファイル・タイプ:ext4を指定しても、変化なし
タイプを指定しないと、以下
「未知のファイルシステムタイプ'linux_raid_member'」
15そもそも、partedで、sdb1以外は、ファイルシステムタイプが表示しない
12.04+16.04=共通




● TRリフォーム様:NG町 [1] ●
● 結論
1PC>障害例>ハードウェア関連>HDD>Buffalo製NAS>RAID 1>非GPT (CD起動)>
● 備考
1型式が違うLinkStationで、ツール「Ext2Fsd」だけでアクセスできる、楽なケースもあるらしい
フォーマット=ext2+ext3だから、RAID未対応の機種か…?
2RAID1だったから、まだ、楽だったが、RAID0だったら、どうなのか…?
同型筐体への、移植を試すしかないのか…?
● 過程
1純正のアップデータで、ファームェアをアップするが、エラー終了X2回
背面のUSBジャックX1なので、Ver.1
2DISK2を取り出して、USB変換
当然、Windowsそのままでは、マイコンピュータに、表示しない
ディスクの管理では、不明なパーテーションX6、表示
3「Ext2Fsd」(=Winから、Linuxフォーマットにアクセスするドライバ)をインストするが、肝心のデータがあるらしきパーテーションが、「RAW」
正常にアクセスできるパーテーションは、「ext2」、「ext3」など
ドライブ文字を割り当てるさいに、警告(エラー?)
マイコンピュータに表示されても、「フォーマットされていません」
4DISK1も、同じ
エラー状態で、ミラーリングされた…?(←不正解)
「Ext2Fsd」では認識できない、フォーマット形式…?(←正解=xfsフォーマット)
5「KNOPPIX6.0.1日本語(CD)」では、接続しても、反応せず
USB変換、内蔵SATAとも
xfsフォーマットの中でも、KNOPPIXに未対応のバージョンだから…?
RAID未対応のLinkStationでは、xfsフォーマットでも、アクセスできたが…
6「Ubuntu10.10日本語(CD)」では、「アレイ」として認識するが、そのままでは、マウント不可
USB変換、内蔵SATAとも




● TRリフォーム様:NG町 [2] ●
● 結論
1PC>障害例>ハードウェア関連>HDD>Buffalo製NAS>RAID 1>GPT [1] (データ抜き:簡易)>
● 過程
1DISK1=カツンカツンで、回転が止まる系
システム・エリアの、データ破損?
DISK2=正常のようだ
2HDDなしの筐体だけでは、pingすら通らない
正常動作の別機種もそうなので、LinkStationは、そういう仕様なのか
3正常動作の別機種では、DISK2のみでも、Webアクセスできる
故障筐体で試したら、pingが通るだけで、Webアクセスは動作異常
筐体も異常か
4たまたま、同機種があった
しかし、同じく、pingが通るだけで、Webアクセスは動作異常
そういえば、納品してから短期間で使わなくなって、下がってきたものだ
このシリーズは、ハズレ?。あるいは、この機種は、DISK2だけでは、Webアクセスできない?
5 ディスク「Ubuntu10.10」からのマウントを試すが、fdiskで、以下
「警告:GPT(GUID パーティションテーブル)が'/dev/sdb'に検出されました!」
「このfdiskユーティリティはGPTをサポートしません」
6無視して[sdb6]にマウントしようとするが、エラー
「端末」からやるのは、いったんやめ
7[システム]→[システム管理]→[ディスク・ユーティリティ]、を試す
[1.0TBハードディスク]と[アレイ]が、対象のHDDだろう
8[1.0TBハードディスク]では、パーティションが6つ、表示
sdb6が、いちばん大きな容量なので、やはりここにデータがありそうだ
しかし、選択できるのは「アレイに移動」のみ
8 [アレイ]は、以下
「状態:停止中です。起動するにはコンポーネントが足りません」
「ボリューム(V) RAIDアレイは停止中です」
[RAIDアレイを開始]を、選択
「RAIDアレイを開始するには利用可能なコンポーネントが足りません」
これが、「状態:停止中です。デグレード状態でなら始めることができます」だったら、簡単にマウント可にできるらしいが
9正常動作の別機種HDDでも、DISK1+DISK2とも、「〜コンポーネントが足りません」
「端末」も試したら、同じく、DISK1+DISK2とも、「〜GPTをサポートしません」
10以下のコマンドで、パーティション構成は見られた
sudo(スペース)parted(スペース)-s(スペース)/dev/sdb(スペース)print
11コマンド[mdadm]を使いたいので、LAN接続してから、以下を実行
sudo(スペース)apt-get(スペース)install(スペース)mdadm
ダウンロードは正常終了したようだが、いつまでも処理が終わらない
ディスク起動では、不可なのか?
12空きPCに、Ubuntuをインスト
「12.04日本語」←現時点では、「14.04日本語」だとNGの模様
アップデートをかけまくった
Ubuntuソフトウェアセンターから、アプリ[mdadm]をインスト
USB変換アダプタを挿しただけで、マウントされた
(↑つまり、アプリとして使うというより、同時にインストールされるRAIDドライバを使っているだけ?)
13データが900G近いので、NTFS・HDDにコピーされるのが、かなりの時間
途中で、画面化け+フリーズしやがった
フォルダごとにプロパティを確認したが、ひとつも完全なフォルダがない
不調で下がってきた筐体(しかも、emachines)を、使ったのが失敗だったか
14HDDを別の筐体に入れたら、いちおう起動した
LinkStation・HDDは、挿しただけでマウントした
しかし、NTFS・HDDのほうが、マウント・エラー
Win・PCに挿せば、普通に中身が見られる
HDDを別筐体に入れるのは、無理があったか
15完全な抜き出しは、時間がかかり過ぎる
Ubuntu・PCごと、現場に仮納品するしかないか
16ノートにUbuntuを入れた
LANケーブルをつなげば、Winの共有フォルダにつながる
左上[ホームフォルダー]→左下[ネットワーク]の[ネットワークを表示]
17HD革命5で、バックアップを開始
コピー動作は問題なさそうだが、残時間が30時間なので、やめた




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