● SK町商工会様 (2015.9.10.) ● |
● 機種 |
1 | HITACHI:HDP725050GLA360 |
● 症状 |
1 | 水濡れ後に、アクセス不可 |
2 | DISK1=動くが、DISK2=BIOS認識しない |
カリカリ音が続くので、システム・エリアの破損か |
● 処置 |
1 | あきらめた |
2 | 動くうちに、クローンを取るべきだった |
Regeneが正常終了したので油断したが、次の日には、BIOS認識しなくなっていた |
● 過程 |
1 | 基板をはずして、水気を拭き、ビュックリン清掃 |
2 | HDD通電すると、1+2とも、回転音は正常 |
密閉性が高くて、助かった…? |
HDD基板がショート故障してなくて、よかった |
3 | HDD1と2で、カリカリ音が異なる |
1=同じリズムのカリカリ音が、いつまでも止まらない(何度も、再シークしているイメージ) |
2=ほとんど、カリカリ音がない |
4 | 「Ubuntu12.04+mdadm」で、1+2を見るが、認識せず |
RAID 0?。システム・エリアの破損? |
5 | BIOS認識はする+Regeneは進む=RAID 0だった |
念のため、1+2とも、Regeneを通す(R+Dあり) |
2=SMART表示は出たが、Regeneは完了した |
6 | 「WorldSoft」で、プラグイン「RAID Builder」を注文したが、平日9:00〜17:00の手動対応という、ノンビリ系だった |
7 | 別機種のRAID 1があったので、ディスクを抜いてRAID 0に変更を考えたが、HDDがないと、pingすら通らない |
障害HDDを装着して、RAID 1に変更されても、大変だし |
8 | 翌日に、「RAID Builder」の購入が完了したので、RAID再構築をしようとしたら、DISK2が、BIOS認識しない |
同じリズムのカリカリ音が、いつまでも止まらない(最初のDISK1と同じで、再シークを繰り返すイメージ) |
乾いたゆえの、悪化なのか…?(結局、プラッタも濡れたのか…?) |
あるいは、時間経過による悪化…? |
特に、水濡れは、動くうちにクローンすべきだった |
(Regeneが正常終了したので、油断した。2=R+D+B=なし) |
9 | DISK1も、BIOS認識しなくなることがある |
せめて、1だけでも、動くうちにクローン作成(HD革命5で) |
10 | DISK2を、どうするか |
専門業者に出す予定があるなら、開封しないほうがいいが、出す気がないなら、ダメもとで開封して、プラッタの汚れを確認したいが… |
基板をはずして水につけたら、さすがにマズいか… |
ダメもとで、濡れタオル(水がボタボタしないぐらいに、軽くしぼった)で、包んでみた |
基板は抜いて、金属露出部分は、ビニテでマスキングして |
酸化した部分は戻らないだろうが、酸化の進行は遅くなるだろう |
11 | ネットで、被災HDDに関する文書を見た |
@「ブリージング・ホール」=空気穴から、水は入る |
A濡れたHDDは、乾かさない |
↑乾くと洗浄が困難になる |
B基板を、イソプロピル・アルコールにつけて、超音波洗浄機にかける |
Cプラッタも、「筐体ごと」イソプロピル・アルコにつけて、超音波洗浄機にかける |
↑ただし、スピンドル・モータには潤滑剤があるので、浸からないように水量を調整する |
↑ヘッド側も、浸けない |
12 | 専門業者に出さないなら、「イソプロピル・アルコ+超音波洗浄機」を試したいが、出す気があるなら、これ以上はいじらないほうがいい |
ご返却 |
● TMウォール様:KZ市 ● |
● 結論 |
1 | PC>障害例>ハードウェア関連>HDD>Buffalo製NAS>RAID 1>GPT [2] (データ抜き:コマンド打ち)> |
● 過程 |
1 | Ubuntu 12.04+mdadmで、認識せず |
mdadmを、アンインスト+再インスト=変化なし |
「GPT [1] (データ抜き:簡易)」と、まったく同じ機種なのに、なぜだ…? |
2 | HDD1を取り出して、Win7に接続すると、パーティションは全部、見える |
当然、中身は見えないが |
3 | Regeneで、20Gまでヒットなし |
USB変換アダプタのままで |
4 | ダメもとで原本筐体に戻したら、アクセスできた |
↑通常より、電源オンからアクセス可になるまでの時間が、かなり長くかかったが |
5 | (一期一会の覚悟で、一気に)、外付けHDDに、データ・コピー |
外付けHDDを、現場PCに接続して、NASと同じ名前で共有設定 |
NASをはずしてから、現場PCのIPをNASと同じに変更 |
他PCで、もとNASのネットワーク・ドライブを開くと、初回のみ30秒ほどかかるが、その後は正常動作 |
仮処置としては、完了 |
6 | Alt+F2→gnome-terminalで、「端末」を起動 |
dmesgでは、デバイス「sdb」が見える |
7 | 続けてfdiskしたが、fdiskはGPT未対応 |
8 | 以下を通した |
sudo(スペース)parted(スペース)-s(スペース)/dev/sdb(スペース)print |
sudo(スペース)mkdir(スペース)/media/itiji |
sudo(スペース)chmod(スペース)777(スペース)/media/itiji |
sudo(スペース)mount(スペース)-t(スペース)xfs(スペース)/dev/sdb6(スペース)/media/itiji |
「/dev/sdb6はマウント済み、もしくは、/media/itijiが使用しています」 |
9 | sudo(スペース)umount(スペース)/dev/sdb6 |
「マウントされていません」 |
10 | Ubuntu 16.04でも、同じ |
mount時の、エラー・メッセージが英語だが |
(↑16.04(アップデート完了)では、mdadmを検索してもヒットしない) |
(↑標準でRAIDドライバが、入っている?)←未対応なだけだった |
11 | 以下で、変化なし |
@RAIDエラーのDISK2を、Regene→ヒットなし |
ARAIDメンテナンスをかけて、一晩→エラー解消せず |
BDISK2をUbuntuに→DISK1と同じ症状 |
12 | 「Raise Data Recovery for XFS」(version 4.9)を、かけてみる |
本来は復元用だから、かなりの時間がかかりそうだ |
さすがに全データが抜けたが、やはり、検索に時間がかかり過ぎだ |
13 | ちなみに、SynologyのRAID1ディスクでも、同じように、mount不可だった |
(データのあるパーティションは、sdb3だった) |
14 | mount時、ファイル・タイプ:ext4を指定しても、変化なし |
タイプを指定しないと、以下 |
「未知のファイルシステムタイプ'linux_raid_member'」 |
15 | そもそも、partedで、sdb1以外は、ファイルシステムタイプが表示しない |
12.04+16.04=共通 |
● TRリフォーム様:NG町 [1] ● |
● 結論 |
1 | PC>障害例>ハードウェア関連>HDD>Buffalo製NAS>RAID 1>非GPT (CD起動)> |
● 備考 |
1 | 型式が違うLinkStationで、ツール「Ext2Fsd」だけでアクセスできる、楽なケースもあるらしい |
フォーマット=ext2+ext3だから、RAID未対応の機種か…? |
2 | RAID1だったから、まだ、楽だったが、RAID0だったら、どうなのか…? |
同型筐体への、移植を試すしかないのか…? |
● 過程 |
1 | 純正のアップデータで、ファームェアをアップするが、エラー終了X2回 |
背面のUSBジャックX1なので、Ver.1 |
2 | DISK2を取り出して、USB変換 |
当然、Windowsそのままでは、マイコンピュータに、表示しない |
ディスクの管理では、不明なパーテーションX6、表示 |
3 | 「Ext2Fsd」(=Winから、Linuxフォーマットにアクセスするドライバ)をインストするが、肝心のデータがあるらしきパーテーションが、「RAW」 |
正常にアクセスできるパーテーションは、「ext2」、「ext3」など |
ドライブ文字を割り当てるさいに、警告(エラー?) |
マイコンピュータに表示されても、「フォーマットされていません」 |
4 | DISK1も、同じ |
エラー状態で、ミラーリングされた…?(←不正解) |
「Ext2Fsd」では認識できない、フォーマット形式…?(←正解=xfsフォーマット) |
5 | 「KNOPPIX6.0.1日本語(CD)」では、接続しても、反応せず |
USB変換、内蔵SATAとも |
xfsフォーマットの中でも、KNOPPIXに未対応のバージョンだから…? |
RAID未対応のLinkStationでは、xfsフォーマットでも、アクセスできたが… |
6 | 「Ubuntu10.10日本語(CD)」では、「アレイ」として認識するが、そのままでは、マウント不可 |
USB変換、内蔵SATAとも |
● TRリフォーム様:NG町 [2] ● |
● 結論 |
1 | PC>障害例>ハードウェア関連>HDD>Buffalo製NAS>RAID 1>GPT [1] (データ抜き:簡易)> |
● 過程 |
1 | DISK1=カツンカツンで、回転が止まる系 |
システム・エリアの、データ破損? |
DISK2=正常のようだ |
2 | HDDなしの筐体だけでは、pingすら通らない |
正常動作の別機種もそうなので、LinkStationは、そういう仕様なのか |
3 | 正常動作の別機種では、DISK2のみでも、Webアクセスできる |
故障筐体で試したら、pingが通るだけで、Webアクセスは動作異常 |
筐体も異常か |
4 | たまたま、同機種があった |
しかし、同じく、pingが通るだけで、Webアクセスは動作異常 |
そういえば、納品してから短期間で使わなくなって、下がってきたものだ |
このシリーズは、ハズレ?。あるいは、この機種は、DISK2だけでは、Webアクセスできない? |
5 | ディスク「Ubuntu10.10」からのマウントを試すが、fdiskで、以下 |
「警告:GPT(GUID パーティションテーブル)が'/dev/sdb'に検出されました!」 |
「このfdiskユーティリティはGPTをサポートしません」 |
6 | 無視して[sdb6]にマウントしようとするが、エラー |
「端末」からやるのは、いったんやめ |
7 | [システム]→[システム管理]→[ディスク・ユーティリティ]、を試す |
[1.0TBハードディスク]と[アレイ]が、対象のHDDだろう |
8 | [1.0TBハードディスク]では、パーティションが6つ、表示 |
sdb6が、いちばん大きな容量なので、やはりここにデータがありそうだ |
しかし、選択できるのは「アレイに移動」のみ |
8 | [アレイ]は、以下 |
「状態:停止中です。起動するにはコンポーネントが足りません」 |
「ボリューム(V) RAIDアレイは停止中です」 |
[RAIDアレイを開始]を、選択 |
「RAIDアレイを開始するには利用可能なコンポーネントが足りません」 |
これが、「状態:停止中です。デグレード状態でなら始めることができます」だったら、簡単にマウント可にできるらしいが |
9 | 正常動作の別機種HDDでも、DISK1+DISK2とも、「〜コンポーネントが足りません」 |
「端末」も試したら、同じく、DISK1+DISK2とも、「〜GPTをサポートしません」 |
10 | 以下のコマンドで、パーティション構成は見られた |
sudo(スペース)parted(スペース)-s(スペース)/dev/sdb(スペース)print |
11 | コマンド[mdadm]を使いたいので、LAN接続してから、以下を実行 |
sudo(スペース)apt-get(スペース)install(スペース)mdadm |
ダウンロードは正常終了したようだが、いつまでも処理が終わらない |
ディスク起動では、不可なのか? |
12 | 空きPCに、Ubuntuをインスト |
「12.04日本語」←現時点では、「14.04日本語」だとNGの模様 |
アップデートをかけまくった |
Ubuntuソフトウェアセンターから、アプリ[mdadm]をインスト |
USB変換アダプタを挿しただけで、マウントされた |
(↑つまり、アプリとして使うというより、同時にインストールされるRAIDドライバを使っているだけ?) |
13 | データが900G近いので、NTFS・HDDにコピーされるのが、かなりの時間 |
途中で、画面化け+フリーズしやがった |
フォルダごとにプロパティを確認したが、ひとつも完全なフォルダがない |
不調で下がってきた筐体(しかも、emachines)を、使ったのが失敗だったか |
14 | HDDを別の筐体に入れたら、いちおう起動した |
LinkStation・HDDは、挿しただけでマウントした |
しかし、NTFS・HDDのほうが、マウント・エラー |
Win・PCに挿せば、普通に中身が見られる |
HDDを別筐体に入れるのは、無理があったか |
15 | 完全な抜き出しは、時間がかかり過ぎる |
Ubuntu・PCごと、現場に仮納品するしかないか |
16 | ノートにUbuntuを入れた |
LANケーブルをつなげば、Winの共有フォルダにつながる |
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17 | HD革命5で、バックアップを開始 |
コピー動作は問題なさそうだが、残時間が30時間なので、やめた |