● 機能 ● |
1 | 既存データはそのままに、物理不良セクタを修復する |
↑磁性の極性変化が原因の「 不良セクタ 」のみ、修復可 |
2 | アクセス不能のHDDでも、アクセス可にできることが多い |
↑例 = ローフォーマット不可のHDDでも、利用可になったケースあり |
3 | 「 1セクタ = 512MB設計 」のためか、AFT(= 4Kセクタ)では、全容量の認識値がズレる(ことがある) |
↑例 = AFTの3TB(= 3,000,000MB)だと、4,096MB(= 1セクタ)で割って、732GBぐらいで認識される(ことがある) |
↑容量の認識がズレても、処置は正常にできるが、2011年版以降、新Verが出ないので、このバグは改善されないのかも |
● 基本 ● |
1 | 不良セクタが1つでもヒットした場合、(たとえリペアされても)、ストレージ交換が原則 |
↑例 = 30Gあたりに1つだけヒット + リペア → 領域変更で、35G以降をアクティブにした → 短期間で別の場所に、複数のバッド・セクタが発生したので、結局、ストレージ交換 |
2 | また、不良セクタがノーヒットだったとしても、それは、HDDの万全を意味するのではない |
たとえば、内蔵HDDで5年前後、使用すれば、かなり疲労しているのは、当然 |
↑Regeneでノーヒットだが、DBANでワイプ・エラー(= 書き込みエラー)の、HDDもあった |
↑さらに言えば、「 Regeneでノーヒット + DBANでワイプ完了 」なのに、OSを乗せて走らせると、動作不良だったHDDもあり |
3 | HDDクローン時は、極力、先にやったほうがよい |
↑アクセスできない不良セクタを飛ばして、クローンできないこともないが、それだと、クローン先が動作不良になりやすい |
● 使い方 ● |
1 | ソフトは、別PCにインストールして、そこで、ブータブルCDを作成する |
↑デモ版と製品版は、同じもの |
↑CDを焼く前に、シリアルを入れるか入れないか、だけの違い |
↑メニュー[ Full Version ] |
2 | 極力、筐体内蔵で、処置する |
↑USB外付けでも、まあまあ動くが、時間がかかり過ぎるし(= あるHDDでは、内蔵の約10倍)、復旧効果も下がる |
3 | 念のため、リペアされたセクタに、もう一度、処理をかける場合、再起動からやり直す必要がある |
↑開始位置の変更だけでは、(勝手に)スキップされる(= 2011年版) |
● 実践の基本 ● |
↓ 症状が重い場合、以下を行う |
1 | HDDを取り出し、「 American Megatrends 」のBIOSファームウェアを採用したマザーの筐体に、入れる |
↑AMIとは相性がいいので、Regene成功率が高い |
PC>機種別資料>BIOSファームウェア> |
2 | 膨大な時間がかかるケースもある |
その場合は、HDDを冷却しながら処理を進め、過熱による追加障害を予防する |
→写真を見る |
↑CPUの熱伝導材も、(当然)、交換しておくべき |
PC>保守作業>基本メンテナンス>ハード側>CPU> |
● 「 not ready 」 で 停止する 場合 ● |
1 | 症状が重いと、表示「not ready」で、処理停止することがある |
[1]. 何度も処理を繰り返して、リペアされたケースあり |
[2]. また、原本筐体では、(何度やっても、複数の同じセクタで)、「not ready」停止するのに、AMI筐体に入れ替えると、一発で全リペアされたケースが多い |
↑やはり、AMI筐体に入れるのが、基本 |
2 | ↓「not ready」停止で、何度も処理を繰り返す場合、以下も試す価値がある |
[1]. 例 = 30Gで停止する |
[2]. 開始位置の変更で、35G以降を処理してみる |
[3]. 正常処理されたら、34G、33G、32G、31Gと近づけて試す |
[4]. さらに、30.1G、30.05Gと近づけていく |
[5]. 最終的には、停止するセクタの、次セクタまで寄せる |
[6]. すると、何度やっても「not ready」停止したセクタが、リペアされたケースあり |
● 大量の delay セクタ が ヒットする 場合 ● |
処理モードを切り替え、強制Regeneするのが、基本 |
↓以下が、作業例 |
1 | あるHDDでは、Bヒット + リペアが1万以上だったが、Dヒットも2万以上だった |
↑AMI筐体で |
2 | Bヒットがなくなったので、別のHDDにセクタ・クローンしたら、Dヒットのエリアで、「セクター読み込みエラー」が数千 |
↑HD革命CopyDrive 5.06の「 便利ツール → ディスククローンツール 」 |
3 | Regeneのメニューで、強制Regeneを選択してから、Dヒットのエリアを処置したら、数千がBヒット + リペアされた |
↑通常のスキャン + リペアでは、Dヒットのみだったのに |
4 | ↓強制Regeneは、以下 |
[1]. 2.Normal Scan (with / without repair) |
[2]. 3.Regenerate all sectors in a range (even if no bad) |
[3]. (警告が出るので)、C |
[4]. ESC(= 処理停止) |
[5]. 3.Change start/end sectors |
[6]. (セクタかMbで、開始位置を指定) |
5 | ある同じ型のHDD(= 既製品で、RAIDが組まれていた)を比較したら、正常機種と故障機種とで、進行速度が2万倍ぐらい違った |
↑強制Regeneで、正常エリア(? =ヒットなしエリア)の進行速度を、比較して |