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( 2020.10.30.更新 )





目次
 機能
 基本
 使い方
 実践
# 現場例




● 機能 ●
1既存データはそのままに、物理不良セクタを修復する
 ↑磁性の極性変化が原因の「 不良セクタ 」のみ、修復可
2アクセス不能のHDDでも、アクセス可にできることが多い
 ↑例 = ローフォーマット不可のHDDでも、利用可になったケースあり
3「 1セクタ = 512MB設計 」のためか、AFT(= 4Kセクタ)では、全容量の認識値がズレる(ことがある)
 ↑例 = AFTの3TB(= 3,000,000MB)だと、4,096MB(= 1セクタ)で割って、732GBぐらいで認識される(ことがある)
 ↑容量の認識がズレても、処置は正常にできるが、2011年版以降、新Verが出ないので、このバグは改善されないのかも
● 基本 ●
1不良セクタが1つでもヒットした場合、(たとえリペアされても)、ストレージ交換が原則
 ↑例 = 30Gあたりに1つだけヒット + リペア → 領域変更で、35G以降をアクティブにした → 短期間で別の場所に、複数のバッド・セクタが発生したので、結局、ストレージ交換
2また、不良セクタがノーヒットだったとしても、それは、HDDの万全を意味するのではない
たとえば、内蔵HDDで5年前後、使用すれば、かなり疲労しているのは、当然
 ↑Regeneでノーヒットだが、DBANでワイプ・エラー(= 書き込みエラー)の、HDDもあった
 ↑さらに言えば、「 Regeneでノーヒット + DBANでワイプ完了 」なのに、OSを乗せて走らせると、動作不良だったHDDもあり
3HDDクローン時は、極力、先にやったほうがよい
 ↑アクセスできない不良セクタを飛ばして、クローンできないこともないが、それだと、クローン先が動作不良になりやすい
● 使い方 ●
1ソフトは、別PCにインストールして、そこで、ブータブルCDを作成する
 ↑デモ版と製品版は、同じもの
 ↑CDを焼く前に、シリアルを入れるか入れないか、だけの違い
 ↑メニュー[ Full Version ]
2極力、筐体内蔵で、処置する
 ↑USB外付けでも、まあまあ動くが、時間がかかり過ぎるし(= あるHDDでは、内蔵の約10倍)、復旧効果も下がる
3念のため、リペアされたセクタに、もう一度、処理をかける場合、再起動からやり直す必要がある
 ↑開始位置の変更だけでは、(勝手に)スキップされる(= 2011年版)




● 実践 ●
 実践の基本
 「 not ready 」 で 停止する 場合
 大量の delay セクタ が ヒットする 場合




● 実践の基本 ●
  ↓ 症状が重い場合、以下を行う
1HDDを取り出し、「 American Megatrends 」のBIOSファームウェアを採用したマザーの筐体に、入れる
 ↑AMIとは相性がいいので、Regene成功率が高い
 PC>機種別資料>BIOSファームウェア>
2膨大な時間がかかるケースもある
その場合は、HDDを冷却しながら処理を進め、過熱による追加障害を予防する
 →写真を見る
 ↑CPUの熱伝導材も、(当然)、交換しておくべき
 PC>保守作業>基本メンテナンス>ハード側>CPU>
● 「 not ready 」 で 停止する 場合 ●
1 症状が重いと、表示「not ready」で、処理停止することがある
[1]. 何度も処理を繰り返して、リペアされたケースあり
[2]. また、原本筐体では、(何度やっても、複数の同じセクタで)、「not ready」停止するのに、AMI筐体に入れ替えると、一発で全リペアされたケースが多い
 ↑やはり、AMI筐体に入れるのが、基本
2 ↓「not ready」停止で、何度も処理を繰り返す場合、以下も試す価値がある
[1]. 例 = 30Gで停止する
[2]. 開始位置の変更で、35G以降を処理してみる
[3]. 正常処理されたら、34G、33G、32G、31Gと近づけて試す
[4]. さらに、30.1G、30.05Gと近づけていく
[5]. 最終的には、停止するセクタの、次セクタまで寄せる
[6]. すると、何度やっても「not ready」停止したセクタが、リペアされたケースあり
● 大量の delay セクタ が ヒットする 場合 ●
 処理モードを切り替え、強制Regeneするのが、基本
 ↓以下が、作業例
1あるHDDでは、Bヒット + リペアが1万以上だったが、Dヒットも2万以上だった
 ↑AMI筐体で
2Bヒットがなくなったので、別のHDDにセクタ・クローンしたら、Dヒットのエリアで、「セクター読み込みエラー」が数千
 ↑HD革命CopyDrive 5.06の「 便利ツール → ディスククローンツール 」
3Regeneのメニューで、強制Regeneを選択してから、Dヒットのエリアを処置したら、数千がBヒット + リペアされた
 ↑通常のスキャン + リペアでは、Dヒットのみだったのに
4 ↓強制Regeneは、以下
[1]. 2.Normal Scan (with / without repair)
[2]. 3.Regenerate all sectors in a range (even if no bad)
[3]. (警告が出るので)、C
[4]. ESC(= 処理停止)
[5]. 3.Change start/end sectors
[6]. (セクタかMbで、開始位置を指定)
5ある同じ型のHDD(= 既製品で、RAIDが組まれていた)を比較したら、正常機種と故障機種とで、進行速度が2万倍ぐらい違った
 ↑強制Regeneで、正常エリア(? =ヒットなしエリア)の進行速度を、比較して




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