PC>障害例>起動時、終了時>10>メーカーロゴでクルクルした後に、画面が黒いまま>

(2020.1.13.更新)





● 現場 ●
1FT精工様:KG市
● 環境 ●
1hp:ProBook 470 GS
 ↑10 Pro・64bit
2WD黒:WD50000LPLX:500G
● 症状 ●
1hpのロゴでクルクルした後、画面が(通電した明るさのある)黒いまま
2また、(初期で)、BitLocker暗号化されていた
 ↑(OS破損しているため)、別PCへの外づけだと、正しい回復パスワードを入れても、「〜一致しません」で、アクセス不可
● 原因 ●
1Regeneで、3万以上の物理不良セクタが、ヒット
● 処置 ●
1強制Regeneもふくめ、何度も繰り返し処理して、最終的にはヒット0になった
 ↑ddクローンで、bs=256kを指定しても、エラーなしで完了するほど、復旧した
2SSDにddクローンし、原本筐体に入れて、修復モードのコマンド・プロンプトから、暗号化を解除
 ↑別PCに外づけして、普通にデータが抜けるようになった
  ↑(基本だが)、原本HDDでの処理は、極力、避けるべき
  ↑現にSSDは、暗号解除後に、リカバリ不可になったので、クローンをやり直した
3(chkdsk, システムの復元, スタートアップの修復, セーフモード,をしても、OS起動できなかった)
(完全復旧はあきらめて、リカバリ)
(リカバリ直後から、BitLocker暗号化されていたので、コンパネから解除)
● 手順 ●
1「メーカーロゴ → まっ黒 → 電源切り」を2回やると、3回目に修復モードが起動する
 ↑クローンSSDではOKだが、クローンHDDでは(何度やっても)出なかった
2コマンド・プロンプトを選択すると、(BitLocker暗号化により)、回復パスワード(= 48桁)の入力を、求められる
 ↑さいわい、MSアカウントに紐づいていたので、別PCでログインして、回復パスワードを表示した
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=237614
3 状態の確認コマンドは、以下 (Windowsが、C:の場合)
manage-bde(スペース)-status(スペース)c:
 ↑ここでエラーが表示していると、たぶん解除できない
4 解除のコマンドは、以下 (Windowsが、C:の場合)
manage-bde(スペース)-off(スペース)c:
 ↑進行状況や、完了の表示は出ない
 ↑(手動で)再度、状態確認のコマンドを、打って確認するしかない




● 過程 ●
1Regeneで、3万以上のヒット
 ↑強制Regeneもふくめ、何回も処理を繰り返して、ヒット0になった
2保守用SSDにddクローンして、エラーなし
 ↑bs=512でも、bs=128kでも、エラーなし
 ↑障害側は、読み取りだけとはいえ、ずいぶんと復旧したもんだ
3SSDを内蔵しても、hpのロゴでクルクル → 画面黒いままで、同じ症状
4電源切りして、3回目の通電時に、復旧モードが起動する
5保守作業を進めようとすると、(毎回)、「BitLockerの回復パスワード」(= 48桁)を、要求される
 ↑さいわい、MSアカウントに紐づいていたので、別PCでログインして、回復パスワードを表示
5 以下で、解消せず
[1]. chkdsk = 1回目のみヒットあり
[2]. システムの復元 = 2ポイントとも失敗
[3]. スタートアップの修復 = 失敗
6セーフモード起動を試したら、「修復しようとしています」のクルクルが、ずっと終わらない
 ↑HDDアクセス・ランプなしが、つらい
  ↑(あっ、左側面に、HDDアクセス・ランプあった)
 ↑3時間ぐらい放置して、変化がないので、電源切り
7完全復旧は、あきらめた
しかし、「初期状態に戻す」も、すぐにエラー終了する
 ↑もう、(データを抜いてから)、リカバリするしか
8 保守作業のたびに、毎回、48桁を打つのが面倒なので、BitLockerを(コマンド・プロンプトから)解除した
manage-bde -status c: ← 現状確認
manage-bde -unlock c: -rp (48桁の回復パスワード = ハイフンあり) ← 一時的な解除
manage-bde -protectors -disable c: ← 自動ロックを休止
manage-bde -off c: ← 解除 = 時間がかかる + 進行状況の表示は出ないので、ときどき、現状確認のコマンドを打つしか
9BitLockerを解除したので、対象SSDを別PCに外づけすると、普通にデータが抜けた
10内蔵リカバリを進めたら、すぐにエラー終了した
 ↑BitLockerを解除して、状態が変わったから…?
11まだ、Regeneで0ヒットになる前、(念のために)、ddクローンした別SSDで、リカバリを試す
 ↑普通にリカバリできた
 ↑リカバリ直後から、BitLocker暗号化されている
 ↑ユーザが、設定したわけではなかったのか…?
 ↑保守作業しにくいので、OSのコンパネから、普通に解除
12リカバリした仮SSDは、1TBだが、末のリカバリ・エリアが500G近くの、変なパーティション構成になった
 ↑納品用の256Gに、HD革命7でコピーするさい、普通な感じの容量に、手動変更
 ↑OSは普通に起動できたが、試しにリカバリをすると、すぐにエラー終了する
 ↑時限爆弾を抱えているようで、気分がわるいので、256Gは打ち切り
13障害HDDから、納品用SSD:512Gに、ddクローンし直し
 ↑bs=128kで、エラーなし
(当然)、リカバリが正常進行する
14リカバリ待ちの間に、障害HDDから、試験HDDに別クローン
 ↑試験HDDで、BitLockされたまま、外づけで解除できるのかを、試すため
  ↑原本HDDで、そんな危険な試行はできない
 ↑別の8.1に外づけしたら、すぐにBitLockerの回復パスを求められたが、(正しく)入力しても、「キーはこのドライブと一致しません」
 ↑manage-bde -statusすると、エラーが出ているので、それが原因か
15試験HDDを、原本筐体に入れたが、電源切りからの4回目でも、修復モードが出ない
 ↑再度、試験SSDにクローンを、やり直し
16試験SSDなら、3回目の電源切りで、修復モードが出た
 ↑やはり、Win10とHDDとは、相性がわるい…?
それでも、別8.1に外づけし、回復パスを入れると、「〜一致しません」
 ↑やはり、manage-bde -statusすると、エラーが出ている
原本筐体に戻し、修復モードのコマンド・プロンプトで、解除した
17試験SSDから、バックアップHDDに、HD革命コピーして、バックアップも完了




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