●基本● |
1 | OEは仕様上、各トレイの容量が2ギガを超えると、いつ破損しても不思議はない |
特に、[受信トレイ]だが、現場によっては、[送信済みアイテム]や、他のフォルダが2ギガ超え+破損、している場合も |
2 | 破損は、「最適化」(=OEを100回起動するごとに、求められる)を、引き金に起こることも多い |
●症状● |
1 | (最適化後の障害は)、[受信トレイ]内の一部、あるいは、全部がなくなる |
2 | 送受信(特に、受信)に、エラーが出る |
●処置● |
1 | (最適化した場合、正常ならば)、[ごみ箱]に「受信トレイ.bak」などが残っているので、任意の場所に移動して、バックアップ |
必要ならば、既存の「受信トレイ.dbx」と入れ替えする |
2 | 任意のフォルダ(=例:[過去の受信トレイ])を作成して、[受信トレイ]の中身を移動 |
3 | [受信トレイ]が空になったら、新しく作り直す |
●手順@● |
●(必要ならば)、「ごみ箱」の「受信トレイ.bak」を、既存の「受信トレイ.dbx」と入れ替えする |
1 | 「ごみ箱」にまだ、最近の「受信トレイ.bak」などが残っていたら、貴重なデータ |
すぐに任意の場所に移動して、バックアップ |
2 | 「フォルダ オプション」の設定を、以下に変更する |
@Win+R→control folders |
A左上[表示] |
B[すべてのファイルとフォルダを表示する]に、チェック |
C下[OK] |
3 | 以下のフォルダを、開く |
C: |
\Documents and Settings |
\(対象のユーザ名) |
\Local Settings |
\Application Data |
\Identities |
\{〜} |
\Microsoft |
\Outlook Express |
4 | [受信トレイ.dbx]を、リネームする |
例:[受信トレイ.old] |
5 | 操作[1]でバックアップした[受信トレイ.bak]を、コピー |
[受信トレイ.dbx]に、リネーム |
6 | OEを起動して、「受信トレイ」の中身が戻ったかを、確認 |
7 | 「フォルダ オプション」の設定を、元に戻す |
@Win+R→control folders |
A左上[表示] |
B[隠しファイルおよび書くしフォルダを表示しない]に、チェック |
C下[OK] |
●手順A● |
●[受信トレイ]の中身を、別のフォルダに移動する |
1 | プレビューなしにしたほうが、能率が上がる |
表示→レイアウト→[プレビューウィンドウを〜]のチェックを、はずす |
2 | 新しいフォルダを作成する |
@[ローカル フォルダ]を、右クリック |
Aフォルダの作成 |
B任意のフォルダ名(例:「過去の受信トレイ」)を入力して、[OK] |
3 | [受信トレイ]の中身を、一部ずつ移動 |
↑全選択+全移動できれば楽だが、データ破損しているので、それは避ける |
メールをひとつクリックして、キー[Shift]のまま[↓]で、ある程度を選択 |
(添付ファイルの大きさにもよるが)、数か月単位が目安か |
4 | 選択された任意の場所で、右クリック |
5 | [フォルダへ移動] |
6 | 操作[2]で作成したフォルダを選択して、[OK] |
↑移動したのに、[受信トレイ]の中身が、変化しないこともある |
その場合は、OEを閉じて、開き直す |
7 | [受信トレイ]の中身が空になるまで、繰り返す |
8 | 最後に、プレビューを、作業前と同じ設定に戻す |
●手順B● |
●[受信トレイ]を、作り直す |
1 | 「フォルダ オプション」の設定を、以下に変更する |
@Win+R→control folders |
A左上[表示] |
B[すべてのファイルとフォルダを表示する]に、チェック |
C下[OK] |
2 | 以下のフォルダを、開く |
C: |
\Documents and Settings |
\(対象のユーザ名) |
\Local Settings |
\Application Data |
\Identities |
\{〜} |
\Microsoft |
\Outlook Express |
3 | [受信トレイ.dbx]を、リネームする |
例:[受信トレイ.old2] |
4 | (操作[2]で開いたフォルダは、閉じないで) |
OEを起動してから、閉じる |
5 | [受信トレイ.dbx]の「サイズ」が、0KBに近いのを確認する |
(破損している場合は、中身が空でも、サイズが大きいまま) |
6 | 「フォルダ オプション」の設定を、元に戻す |
@Win+R→control folders |
A左上[表示] |
B[隠しファイルおよび書くしフォルダを表示しない]に、チェック |
C下[OK] |
● 基本 ● |
1 | 「Outlook Express」(アウトルック・エクスプレス)は、[受信トレイ]の容量が2ギガを超えると、[受信トレイ]が壊れて、送受信ともにできなくなります |
↑ 20年以上前に開発されたプログラムなので、当時は、[受信トレイ]の容量が、2ギガを超えるなんて、想定できなかったため |
↑ しかし現代では、(短期間で簡単に)、2ギガを超えてしまいます |
● 処置 ● |
復旧させるには、以下の2つの処置が必要です |
1 | [受信トレイ]の中身を、別のフォルダーに移動する |
↑ 既存のフォルダーに移動すると、そのフォルダーが、また壊れます |
↑ 新しいフォルダー(= 例:[過去の受信トレイ])を作成して、そこに移動したほうがいいでしょう |
2 | 空になった[受信トレイ]を、削除する |
● 「空になった[受信トレイ]を、削除する」手順 ● |
1 | 隠しファイルを、表示する設定に変更する |
@ キーボードの左下、Windowsキーを押したまま、[R]を押して、手を放す |
↑ 画面の左下に、窓[ファイル名を指定して実行]が、開く |
A 欄[名前]に、以下を入力して、[OK] |
control folders (← 半角英数で) |
↑ 窓[フォルダ オプション]が、開く |
B 左上[表示] |
C まん中あたりの窓に、項目がたくさんあるが、以下を見つけて、チェックをつける |
[すべてのファイルとフォルダを表示する] |
D 右下[適用] |
E (この窓[フォルダ オプション]は、また使うので、開きっぱなしで、次の操作に移る) |
2 | 以下の場所を、開く |
[マイ コンピューター] |
→ [ローカル ディスク(C:)] |
→ [Documents and Settings] |
→ [(自分のユーザー名。 Administrator、かも)] |
→ [Local Settings] |
→ [Application Data] |
→ [Identities] |
→ [{(英数字の、よくわからない配列)}] |
→ [Microsoft] |
→ [Outlook Express] |
3 | [受信トレイ.dbx]を、右クリック → [削除]を、左クリック |
4 | 「〜ごみ箱に移しますか?」で、[はい] |
5 | 隠しファイルを、表示しない設定に、戻す |
@ 窓[フォルダ オプション]の、まん中あたりの窓に、項目がたくさんあるが、以下を見つけて、チェックをつける |
[隠しファイルおよび隠しフォルダを表示しない] |
A 下[OK] |
6 | 残った窓は、右上[×]で閉じる |
7 | (あとは普通に、[Outlook Express]を開けば、まっさらな[受信トレイ]が、自動作成される) |