PC>障害例>インターネット関連>インターネット経路障害>
(2018.5.5.更新)
●基本● | |
---|---|
1 | インターネットは、AS(=主にプロバイダ)同士が、経路情報をやり取りして、形成される |
↑AS=Autonomous System=オータナマス・システム=自律システム | |
2 | ひとつのASが、間違った経路情報を流すことで、全AS(=全世界)に影響が及ぶことがある |
↑例:2009.2.=チェコのISP発 | |
また、全ASにまでは影響が出なくても、直接につながっている(=ピアリング)ASには、直撃することもある | |
↑例:2017.8.=Google発、OCN+KDDI直撃 | |
3 | AS間の通信プロトコル=BGPは、自由度が高く、奥が深すぎるので、今後も、間違った経路情報による障害は、なくならないと思われる |
↑BGP=Border Gateway Protocol=ボーダー・ゲイッウェイ・プロウタコール | |
対策として、双方のネットワーク・エンジニアが、監視+連絡を取り合うので、通常、大本の障害は、数十分〜数時間で、復旧する | |
ただし、現場レベルでは、(ASの障害が復旧後に)、影響を受けたルータを、電源オフオンしないと、端末の通信までは、復旧しないことが多い | |
●仮処置● | |
1 | 自分のプロバイダ側が、障害に巻き込まれているなら、別プロバイダに、変更してみる |
あるいは、DNSのみ、別ASに変更+固定してみる | |
↑例:Google=8.8.8.8 | |
2 | 相手のプロバイダ側が、障害に巻き込まれているなら、待つことしかできない |