( 2020.9.11. 更新 )
● 処置 ● |
[ 1 ]. HDD Regenerator で 処置する |
1 | ディスクの頭のほうにある 物理不良セクタが原因の場合は、非常に高い復旧効果がある |
PC >アプリ >保守用 ツール >HDD Regenerator > |
↑ 原本筐体では リペア不可でも AMI 筐体 に移すと、一発で 全リペアできるケースあり |
2 | 大量に 物理不良セクタがヒットした場合、Regene ( + 全リペア ) しても、その HDD は ( 非常に ) 不安定 |
↑ 正常なストレージに ddクローン し、そのクローン先で データ抜き作業や OS復旧作業を行う |
[ 2 ]. Linux 系 ( = Ubuntu、 KNOPPIX など ) で アクセスする |
1 | Regene 作業の続きで、筐体内蔵のまま |
↑ USB変換すると 復旧効果が下がることが多い |
「 筐体内蔵 = アクセス不可。 USB変換 = アクセス可 」 という ( 非常に珍しい ) 例も、あるには あったが |
2 | 最初は 認識しなかったドライブが、認識するようになることもある |
↑ マウント不可だとしても |
Linux 系でアクセスすること 自体に ( ある程度 ) サービス・エリアを 復旧する効果がある … ? |
あるいは アクセスに直結する、ユーザ・エリアのデータを 復旧する効果がある … ? |
3 | その後に Regene や Windows 系で アクセスできるようになることもある |
↑ ここまで復旧すれば 完全復旧の可能性がある |
4 | また Regene や Windows 系が アクセス不可でも、ファイナルデータだけは アクセスできるようになることもある |
↑ せめて データだけは抜ける 可能性が高い |
5 | Linux 系で データは ( 普通に ) 抜けたが、Windows 系では 「 RAW 」 のままのドライブを、アプリ [ Acronis Disk Director ] で 完全復旧できたケースあり |
PC >アプリ >保守用 ツール >Acronis Disk Director > |
6 | 「 まったくのアクセス不能ではないが 不安定 」 の場合は ( 保守作業用の ) SSDに ddクローン すると、格段に作業しやすくなることが 多い |
PC >障害例 >ハードウェア 関連 >SSD >Ubuntuによる セクタ 単位 での クローン > |
[ 3 ]. Seagate 限定 |
1 | ( 不正な ) 電源落ちのタイミングによっては ファームウェアの誤作動 が引き起こされ、ロックされることがある |
↑ BIOS + UEFI や 各種ツールで アクセス不能 |
2 | ↓ 以下は Seagate ロック ( = 2009 年製 ) が 研究された サイト |
http://www19.atwiki.jp/seagatehack ( = PC用 ) |
↑ ただし 2014 年製 ロック では、この方法が利かなかった |
3 | レベル変換は 秋月電子通商 「 FT232RL 」 が 使いやすかった |
→ 詳細を見る |
ヤフオク で さらに使いやすくされた USB アダプタ ( = 手作り ? ) が、( たくさん ) 出品されているのも 見たことがある |
↑ 検索ワードは 「 seagate HDD 復旧 」 とか … ? |
[ 4 ]. 個別の事例 |
1 | Win 7 が 乗っている 障害 HDD が、 なぜか 「 XP で のみ 」 アクセス 可能という ( 不思議な ) 事例があった |
PC >障害例 >起動時、 終了時 >7 + Vista >SMART > |
[ 5 ]. PCB基板 の 交換 |
1 | PATA = 復旧実例あり |
2 | SATA = ( ロットが 近いものですら ) 互換性がない機種も あるらしい |
↑ AFTなら なおさら … ? |
↑ その場合は 逆に、症状を悪化させる 可能性がある |
ただし AFTで、基板に互換性のある機種も 見たことはあるが ( 例 = SAMSUNG : HD204UI : 2TB ) |
3 | ↓ 試すなら、以下の手順か |
[ 1 ]. まずは 障害 HDD の基板を、同型の正常 HDD に移植 |
[ 2 ]. 正常 HDD が 正常動作すれば、「 基板 = 正常。 なおかつ 互換性 = あり。 よって 基板 = 原因ではない 」 |
↑ 逆に 正常 HDD が異常動作になれば、「 基板 = 故障。 あるいは 互換性 = なし。 よって 基板 = 原因かも 」 |
[ 3 ]. 異常動作の場合、正常 HDD に もとの正常基板を戻して 正常動作すれば、「 基板 = 故障。 あるいは 互換性 = なし 」 |
↑ 正常 HDD が正常動作に戻れば、「 基板故障か、互換性なしか、( あるいは その両方か ) 」 を確認するため、正常基板を障害 HDD に装着する価値はあり |
↑ 障害 HDD の症状を 悪化させるリスクはあるが |
↑ 逆に正常 HDDで、もとの正常基板を戻したのに 動作異常のままなら、「 正常 HDD が故障したのは、故障基板による 悪影響か、あるいは 互換性なし基板を 装着したことによる 悪影響 」 |
● 調査中 ● ( = 情報は 間違っているかも ) |
1 | HDD のサービス・エリアには HDD 自体が起動するための必須情報があるため、そこに障害が発生すると、HDD そのものの起動不能 や 認識不能になる |
2 | ↓ サービス・エリアには 以下の情報などがある |
HDD ファームウェア |
開始セクタ情報 |
不良セクタの 代替情報 |
HDD 機種情報や シリアル |
HDD ロック・パスワード |
3 | サービス・エリアにアクセスするソフトは ( 当然 ) 純正品の配布はない |
↑ ファームウェア・アップデータ は それに近いが |
↑ HDD Regenerator も ロー・フォーマットのツール も、アクセスできるのは ユーザ・エリアのみ |
HDD ロック・パスワード にもアクセスできることから、「 HDD ハック・ツール 」 として 扱われる |
4 | ↓ サービス・エリアには 以下の呼び方もある |
PSA ( = Protected Service Area ) |
HSA ( = Hidden Service Area ) |
negative cylinder |
minus cylinder |
予約 エリア |
トラック 0 |
5 | ↓ サービス・エリア に アクセスできるツール ( = サービス・エリアを無視して、ユーザ・エリアにアクセスできるツール … ? ) があれば、以下のデータ抽出手順が 可能か … ? |
障害のある サービス・エリアを無視して ユーザ・エリアを読み取り、他のストレージに データをコピーする |
↑ Atola Technology 社 の 「 Atola Insight ( アトーラ・インサイト ) 」 には その機能があるか … ? |
↑ どちらにしろ ( 楽に ) 100 万円以上する商品なので、データ復元を 本格的にやっていく予定がないと 現実的ではないが |
6 | ( ハック・ツール との組み合わせで ) サービス・エリアが Regene できれば、手軽に解消するケースが 大幅に増えそうだが |
↑ しかし ハック・ツール と言っても、HDD の機種別に サービス・エリア が解析済でないと ハックもできないだろう |
だとすれば 結局、データベースの蓄積が必要だから 手軽な無料ツールは なさそうだ |