NTT>外線関連>基本的な点検手順>
(2010年5月29日更新)
| <目次> | |
| 1 | 敷地内で、大本の保安器を見つける |
| 2 | 下部側が接続されたまま、電圧を測る |
| 3 | 下部側が接続されたまま、試験電話を当てる |
| 4 | 下部側をはずして、変化があるかを確認 |
| 5 | 下部側をはずしても異常な場合、NTTに回線試験を依頼する |
| 1.敷地内で、大本の保安器を見つける | |
| 1 | 電柱側から、屋外線を追うと見つけやすい |
| 2 | 敷地が広いと、複数の保安器がある現場も、珍しくない |
| 3 | 大本の保安器で点検しないと、切り分けにならない |
| 2.下部側が接続されたまま、電圧を測る | |
| アナログ | 50V弱が正常 |
| 10V前後の場合、話中の可能性がある | |
| ISDN | 25V〜30Vが正常 |
| 60V弱の場合、下部側が伸びていない可能性がある(断線や、DSU故障) | |
| ただし、DSUの機種によっては、正常動作でも60V弱の場合あり | |
| タイプU | 電圧なし |
| 3.下部側が接続されたまま、試験電話を当てる | |
| アナログ | 発信音がするか、しないか |
| 発信音に、雑音が入らないか | |
| ISDN | デジタル独自の「ビ〜〜」が、聞こえるか |
| 4.下部側をはずして、変化があるかを確認 | |
| 下部を切る前には、当然、お客様が通話していないのを確認して | |
| アナログ | 試験電話を当てるか、電圧だけでもわかる |
| ISDN | 電圧が20V未満なら、ほぼ不通なので確認は不要 |
| しかし、25V以上なら、動作している可能性が高いので、携帯で確認を入れてから | |
| 5.下部側をはずしても異常な場合、NTTに回線試験を依頼する | |
| 1 | 生きている回線から113か、携帯から各地方の113番号へ |
| 2 | 通常、アナログ=下部を切った状態、ISDN=下部を伸ばした状態で |
| 3 | 「業者の、○○と申します」 |
| 「アナログ回線(I回線)が不通で(雑音が入るんで)、現場に点検に来たんですが、回線試験をお願いしていいですか?」 | |
| 「お客様の電話番号は、XXXX-XX-XXXX。○○様です」 | |
| 「保安器で下部が切ってある(伸ばしてある)んですが、このままでいいですか?」 | |
| 5 | ISDNは、交換局の基板が故障すると、電圧0Vのような、明らかな故障でも、試験OKが出ることあり |
| 試験担当者の質にもよるが、点検依頼に手間取ることもある(粘り強く説得しないと) | |
| 「お忙しいところ申し訳ないんですが、もちろん、保安器まででいいので、点検に来ていただけないですか?」 | |