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( 2021.7.26.更新 )





目次
 屋外線が引き込む、落雷の過電流
 屋外線の劣化




● 屋外線が引き込む、落雷の過電流 ●
● 現場例
1NS不動産様 : KG市
● 状況
1母屋と事務所が離れており、屋外線の長さが約100m
● 症状
1定期的に落雷故障 ( = 重度故障 ) するので、保安器のアースを切り、閉塞回路にした
2しかし、それでも落雷故障する
 ↑ 「 アナログ回線なし + 通信配線は、完全に閉塞 」 なのに、( 内線もLANも )、屋外線につながっている部分が、何度も落雷故障した
 ↑NTT : PR死亡、 ME死亡、 PCのLANジャック死亡、 など
  ↑100Vから過電流が入り、それが通信回路に流れたのかもしれないが
3何度も落雷故障を繰り返すうち、配線の一部でも導通が取れなくなった
● 処置
1敷地の端にPF管を転がし、その中に単線のLANケーブル × 1本を入れた
 ↑2PがLANで、残り2Pが内線
  ↑屋外線でも、建屋に張りついている部分 ( = 架空ではない部分 ) は、そのまま再利用
2その後、あんなに頻度の高かった落雷故障が、まったく起きていない ( = 2016.9. 〜 )
● 備考
1高い位置を配線が ( 長く ) 通っていると、( 配線自体は絶縁なのに )、落雷の電磁誘導で過電流故障が起きるのか…?




● 屋外線の劣化 ●
1落雷の過電流が通ると、熱で被服が焼ける + 剥ける、することがある
 → 写真を見る
2落雷直後から断線、あるいは、ショートになることがある
逆に、時間が経ってから、断線、あるいは、ショートになることもある




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