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(2017.10.17.更新)





目次
基本
モジュラ・プラグの圧着不良
屋外BOXの入り口が、スカスカ
室内線が、そのまま屋外に出ている
単線を直接、モジュラプラグに圧着
モジュラ線を直接、ME用プラグに圧着
下手クソな、クリップ端子盤や半田付け端子盤
下手クソな、手ひねりジョイント
論外(キチガイ工事)




●基本
1不良工事は、時限爆弾のように、あとから不具合が出る
見つけたら、(面倒でも)、時限爆弾が発動する前に、修正する
2また、不良工事は、「症状が出にくい」という、いちばん、解決しにくい障害の原因になる
現着時に、症状が消えている場合、不良工事がないかを点検し、可能性があるか所は、強制的に予防修正する
3 不良工事は、以下の条件化で発生する
技術なし、知識なし、時間なし、部材なし、道具なし、経験なし、やる気なし、知性なし、美意識なし、現実を見る勇気なし




●モジュラ・プラグの圧着不良●
1ピンの圧着が不完全だと、通信不良が起こる
→写真を見る
2完全に通信不能なら、わかりやすいが、「ときどき通信不良」という、解決しにくい症状になることもある
3安い工具や、安い部材を使うと、発生しやすい
しかし、業者定番の工具と、定番の部材を使っても、起こるときは起こる




●屋外BOXの入り口が、スカスカ
@防風が甘い
1屋外のジョイントは、できれば避けるべきだが、避けられない場合に、屋外BOX内でジョイントする
2とりあえず、防水されれば何年かはもつが、入り口がスカスカだと、防風が甘い
3被服の内側の線は、耐風性がないので、劣化が進む
4シリコンよりも、エアコンパテがお勧め
手軽+手がベタベタにならない
A抜けることがある
1抜けかけて、被服の内側の線が外に出ていることがある
NTT製の古い保安器などでも、たまに見る
2防水+防風されていないので、急速に劣化が進む
3できれば、露出していた部分をバッサリ切り落として、ジョイントをやり直すべき
4抜けないように、ビニテをBOXの穴より大きく、配線に巻きつける
関取のまわしのように




●室内線が、そのまま屋外に出ている
1室内線の被服には、耐水性+耐風性がない
条件によっては、そこそこもつが(水のみ、風のみ)
2屋外に出ている部分は、ビニテでカバーする




●単線を直接、モジュラプラグに圧着
1モジュラプラグは、より線用なので、接触不良が起こりやすい
雑音や、電圧切れ
2モジュラプラグはモジュラ線に圧着して、その後、単線に圧着部材で接続する




●モジュラ線を直接、ME用プラグに圧着
1ME用プラグは、単線用なので、接触不良が起こりやすい
雑音や、電圧切れ
2ME用プラグは単線に圧着して、その後、モジュラ線に圧着部材で接続する




●下手クソな、クリップ端子盤や半田付け端子盤
1少し線を揺らすだけで、雑音が入ったり、電圧が切れる
2ジョイントに直したほうが、はるかにマシ




●下手クソな、手ひねりジョイント
1銅は時間で劣化するので、新設時は異常がないように見えても、時限爆弾がセットされる
2スライドBOXを少しいじるだけで、雑音が入ったり、電圧が切れたり
3ビニテ1枚をロールさせて、2芯の絶縁にする、キチガイ工事も見たことがある
4圧着部材でジョイントし直すか、職人技で、手ひねりジョイントし直す




●論外 (キチガイ工事)
●屋外線、架空の途中で、露出ジョイント
1いちおう、シリコンをかぶせて、時限爆弾が発動するまでの時間をかせいであった
2予算がないなら、NTT保安器の中古などを利用して、きちんと防水+防風をする
●モジュラ線の中身のより線を、手ひねりジョイント(など)
1ライターか何かで被服を焼いて、銅線を露出させたようだ
ド器用技で、被服をむくなら問題ないのだが
2ジャックを使う予算や、空間がないなら、圧着部材で単線にジョイントしてから




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